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2014年01月20日

【 FRP樹脂製 】 手作りで鍵のコピーをしてみた (イモビライザー)

中古で買ったステップワゴンのスペアキーを作ろうと思ったら、なんとコレ、イモビライザー。

中に電子回路が入っていて、車体側の信号と一致しなければエンジンが掛からない仕組みのキーです。

鍵屋さんに聞いてみると、信号の複製なども含め、合鍵を作ると1万円くらい掛かるとか‥。

ステップワゴンの鍵


ふと、ひらめいちゃいました!

って事は、同じ形状の鍵を、自分で複製して作ったら、どうだろう!?

(例えばソレを盗まれても)ドアは開けられるけど、エンジンを掛けて車を動かすことは出来ないじゃん!!


‥ちなみに、僕はオッチョコチョイなので、何度かバイクや車の鍵を無くして困った経験が有ります。

スペアキーの隠し場所以前、S-MXに乗っていた時は、スペアキーに磁石を付けて、某所に隠しておきました。
これ、イザという時には安心だけど、車を盗まれる危険性もはらむ、諸刃の技。 (管理責任‥。特に、事故を起こされるとヤバイです)

 ⇒ 以前の記事: 鍵屋さん


ステップワゴンの場合は、イモビライザーなのでエンジンは掛けられない、という安心感。
そう、本当のスペアキーは、秘密の場所に隠しておけば、いいんです。

さっそく、樹脂でコピー・キーを作ってみました。
以下、写真で。


粘度で型枠作りまずは、油粘土に鍵を埋め込んで、周りを囲って型枠を作ります。

離型剤は、クレオスのMr.シリコーンバリアー。

これ、万能で使い勝手の良い製品です。
 ⇒ Amazon Mr.シリコンバリアー VM008


硬化剤を計量ポリエステル樹脂を注型完成した樹脂の型枠
左:シッカリ0.1g単位で計り、硬化剤を混ぜます。 / 中、流し込み。 / 右:完成した型枠。

今回は、型取りに、FRP用ポリエステル樹脂を使いました。
安いので、こういうクダらない工作に使っても、惜しく有りません。

そして、シッカリと硬化剤の量を測って、撹拌・流し込み。
無事に両面の型枠が取れました。

以前、FRP素材のコツを、いろいろまとめています。 ご参考下さい。
 ⇒ 硬化剤 …その一滴の重さ
 ⇒ 樹脂の収縮率について (ポリエステル/エポキシ樹脂、各種実験)
 ⇒ 注型(流し込み)での、簡易プラスチックパーツ作り!
 ⇒ FRP用樹脂の硬化時間(実験編)



ガラス繊維をセット樹脂を流し込み
左:ガラス繊維をセット / 右:気泡が入らないよう、たっぷりと流し込み、圧着します。

このようなポリエステル樹脂は脆いので、繊維強化が欠かせません。(鍵穴内部で折れたら大変)。
完成した繊維強化プラスチック(FRP)は、とても軽量で頑丈に仕上がります。

今回は、白く着色しておきました。 (後から考えたら、黒の方が良かったかも‥)


型枠から取り外し
硬化後、型枠から取り出します。 わずかに縮むので、このくらいバリが有っても、丁度良い位です。

磁石を埋め込みくっつく鍵
左:ドリルで穴あけして、ネオジウム磁石を埋め込みます。 / 右:車体のどこにでもくっつきます!

スペアキー完成
完成! ちゃんと全ての鍵穴で、解錠、ロックができることを確認!!


というわけで完成した、手製のコピーキー。
ドアの解錠ができて、イグニッションを回すとカーラジオも聴けます。

でもエンジンは掛けられないというダミー(偽物)。 ‥ある意味安全な、スペアキーの出来上がりです。

これで、マラソン大会の後で鍵が無いことに気がついても(orz)、もう大丈夫! 
さぁ、本物の鍵を、どこに隠そうかな!!

 





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