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2016年09月06日

エアーダスターで塗装用エアブラシを吹く!

エアーダスターで塗装用エアブラシを吹く!


パソコンのキーボードの掃除などで重宝するエアーダスター缶。
こいつで塗装用のエアブラシを吹ける事が分かったので、報告です。


僕の愛用している小さな塗装用のエアブラシ。 模型用ですが改造(口径拡大)して仕事の補修工事にも活躍しています。
普段はミニコンプレッサーを使用しているのですが、電源が無い場所や移動しながら何箇所も塗装する時など、タミヤのエア-カンが便利。

エアーダスターで塗装用エアブラシを吹く!しかし、タミヤのエアーカン。 模型店に行かないと売ってないので仕事中にガスが切れたらアウトです。 Amazonでも550円くらいしますし‥。

もっと入手しやすいガスは無いかな-。と考えていたら、エアーダスターを思い出しました。
エアーダスターなら、どこのホームセンターでも売ってて入手が簡単! 1缶300円位。


エアーダスターで塗装用エアブラシを吹く!問題は接続アダプターですが、試しに手持ちのガスバーナーを取り付けると、シューシューとガスの吹き出をオンオフできます。 よっしゃ!


エアーダスターで塗装用エアブラシを吹く!エアーダスターで塗装用エアブラシを吹く!
左:ボンベの取り付け部の形状。左からブタンガス、エアダスター、タミヤのエアーカン。 / 右:ペンチでバーナーとアダプターを分離。


いろいろなタイプのガスバーナーが有りますが、エアダスターに取り付けられるのは、写真のように取り付け部分の大きなダイヤルが回せるタイプのバーナーのみです。
エアダスターとガスボンベの取り付け部形状は全然違いますが、このタイプはナゼか接続可能なんです。
注:今回のエアダスターのガスは可燃性です。 (燃焼はしませんでした)

エアーダスターで塗装用エアブラシを吹く!エアーダスターで塗装用エアブラシを吹く!
左:買ってきた1/8サイズの継ぎ手。 / 中:樹脂と密着するようにヤスリでネジ部を加工。


ガスバーナーを分解し、バーナー付け根と互換のネジをホームセンターで探しましたが、どうやら特殊なサイズらしく入手出来ませんでした。

そこで、エアツールで一般的な1/8サイズの継ぎ手を買ってきて、バーナー取り付け部に樹脂で接着。 チカラ技です(笑。

エアーダスターで塗装用エアブラシを吹く!なお、こういった作業には、FRP樹脂がお勧め。 手軽なエポキシパテだと、カチカチに固まるタイプは少ないようです。
⇒ 「レジン」の代用に! 不飽和ポリエステル樹脂の まとめ。

最初にバーナーの雌ネジ側に離型剤を塗っておくと、硬化後に取外せるので安心。(エア通路に楊枝でフタ推奨)
いったん離型してエアの通路を確認し、シリコンコーキングを使って継ぎ手を再び取り付けて、完成!


エアーダスターで塗装用エアブラシを吹く!

翌日、さっそくお仕事で、実戦投入!
ツマミでガスの吹き出しを調整し、エアブラシのレバーを引くと、普通に塗装できちゃいました!

しばらく使っていると、さすがに圧は落ちていきますが、これはタミヤのエアーカンでも一緒。 十分に実用になります。

というわけで、接続用のガスバーナー購入に1,000円ちょっとかかりますが、比較的カンタンに入手できるエアダスターで、エアブラシが使えちゃったというお話し。

仕事に使うツールの場合、消耗品の入手性は重要です。
これからのお仕事、かなり便利になるなーと‥。


そうそう、普通のガスボンベが使えるかもってのは、内緒です。
地球温暖化につながるので、絶対に止めておきましょうね!


ちな、人力でエアブラシを使う方法を過去にアップしてますのでご参考まで。
⇒ エアブラシ用、激安手動コンプレッサー! を思い付いた。





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この記事へのコメント
似たようなことを考える人は居るものですね。
私の場合はもっとハイリスクですが、全く同じ方法でバーナーを改造して逆火防止弁に接続して小型酸素ボンベと組み合わせて出先でのろう付けに使う簡易溶接機にしました。
このタイプのバーナーはダスターだけでなくパーツクリーナーのボンベにも接続できます。
バルブと接続部分のOリングを耐油性に交換しなければなりませんが、火力も強く840mlの大容量ボンベになるので結構便利です。
Oリングは交換しないと使っているうちに手元から火を噴きます。
無くなった殺虫剤の残ガスを熱源に再利用するなんてケチなこともできます。
Posted by Taro at 2016年09月25日 02:56
凄い! 

いろいろと濃い情報をありがとうございます。 
これは絶対に試してみたいと思います。 

でも、このブログには書けなさそうな、やばいネタですねー(笑
Posted by IGUIGU at 2016年09月25日 11:30
ちなみに昔、100円ライターのガス詰め替えの方法書いたら、危険なブログを閉鎖しろと運営に大量のクレームが来たことが‥。

右上の注意書きは、当時の名残りです。
Posted by IGUIGU at 2016年09月25日 11:48
さっそくひとつ、試してみました。

ここではアレなので、Twitterにて。
https://twitter.com/IGU58/status/779916804055379968
Posted by IGUIGU at 2016年09月25日 15:00
実は私もガスの詰め替えをしたことがあります。
どこかの途上国ではそうやって再生したライターを露店で売ってたりするみたいです。

あとはミス着火の時に匂いが臭くなりますが、穴を開けた防振ゴムにカセットボンベとライターガスのボンベを両側から刺してライターガスボンベを安いガスで補充するなんて事も良くします。

パーツクリーナの件は短時間の実験ならば問題ないかもしれませんが、ニードルバルブのシャフトとボンベとの接続部のOリングはパーツクリーナーで劣化してガス漏れして火が回ります。
一度火が付くとオイルなのでなかなか消えません。
耐油性Oリングに換えないと連続使用はできないので注意した方がいいです。
私は最初に失敗しました。

最近は「自己責任」なんて言葉が流行ってますが、自己責任とは規制せずに各個が責任をとって行動することのはずなのに、他人の行動を規制したがるのも最近のはやりみたいですね。
リスクを恐れずチャレンジしなければイノベーションなんてありえないのに。
標準偏差の両端の人が社会を進化させるのに、みんなと違う人は叩かれる。
普通の人しか居ない社会は安定しているように見えても徐々に衰退していくのに。

もしコメントに問題ありそうな場合は編集するか消しちゃって下さい。
Posted by Taro at 2016年09月27日 22:10
こんばんはー
しがない期間工です。
職場で一缶数千円のスプレー缶を使ってます
エアーブラシ凄いですね。
ガンとバーナーの型番。1/8接ぎ手の加工を詳しく御教授していただけませんか?
可能でしたらお返しは可能な限りですががんばりますwww
Posted by トントン at 2016年10月10日 04:19
うーん。 分かる/作れる人なら、この記事を見ただけで簡単だと思うんですが‥。

そうでない場合は、事故防止のために、自粛して頂けると助かります。
Posted by IGUIGU at 2016年10月11日 23:24
初めまして、通りすがりで拝見しました。
趣味でバイクや工作をしているものとしては非常に面白いブログですね!
ネタっぽくもないし、既出、用途違いでしたらごめんなさい。

私は移動高圧空気源として、自動車用エアホーンのタンク(ニッケン製)に吐出用のカプラにレギュレーターと充填用の米式タイヤバルブ→1/8ptねじ変換アダプタ(ニッケンPT-91)をつけてロード自転車用の高圧手動ポンプ(SERFAS FP-200)で10キロ弱の圧でエアを入れ使っています。
今は静音のコンプレッサーを買ったので出番は減りましたが、夜遅くや出先のタイヤ交換などには活躍をいたしました。

このようなタンクはエアホーンやエアガンの人なんかが使っているようですが充填を手動で10キロかけるところが当記事と通じるかなと思いましてコメントさせていただきました(笑)
出先でしたらガソリンスタンドで入れるのもありかと。

ちなみに、このPT-91はデコトラ屋さんなどに行くと売っています(笑)
ネットもいいですがトラック屋さん覗くのも面白いです。
Posted by oxy at 2016年10月12日 10:18
なるほどー! エアーホーン用のタンクが有るんですか。
タイヤ交換が出来るなら、ホントの実用品ですね。

ちなみに、アイデアは同じですが、こちらはネタ記事。
農業用の噴霧器タンクで塗装した話を前に書いてます。
http://making.ti-da.net/e3558004.html

トラック屋さん、今度のぞいてみよっと! 情報ありがとうございます!!
Posted by IGUIGU at 2016年10月12日 21:47
噴霧器のほうに書けばよかったですね、ミスしました。
タイヤ交換とはいってもビードをリムにあてる時のみに使っていましたので容量はそれなりです、ただ10キロ近く圧をかけれるというところがいいところでしょうか。

いろいろ読ませていただきましたら、元某雑誌の編集のお方、しかもカヤックも!
私も14歳からMXをはじめ31年、途中貧乏や結婚で乗れない期間もありましたが、ほぼずっとバイクに乗ってます、今でも毎日R1150GSで通勤です(笑)
シーカヤックも各地に遠征行くくらい楽しんでいます。

何でも自分でやることが好きなので、これからも楽しみに読ませていただきます。
Posted by oxy at 2016年10月13日 08:50
昔サバイバルゲームをやっていた頃の装備をスプレーガンに転用しています。
圧力気体を使ったガスガンから、今は内部のモータでその場で生成してるので外部のエア源が不要になりました
(オークションでもその辺の不要装備品の出品が良くあります)

エアコンプレッサと組み合わせて使う鉄またはアルミ製エアタンク(元はエアホーン用から転用されていたみたいです)、
当時スプレーガンに利用されていたフロン缶や今でもビールサーバやアクアリウムに使用されているCO2ガスボンベ、
それらを低圧に下げるレギュレータ、ホース、接続カップリングなどはそのまま転用できます。
Posted by sum at 2017年02月02日 10:09
SUMさん、情報ありがとうございます。

電動ガンの知識が無いので、性能の検討がつかないですがMP7あたりのメカボがコンパクトで良さそうかと‥。

このアイデア、大切に使わさせて頂きます。
アドバイスやお勧めの組み合わせ等有りましたらご教授頂けたら嬉しいです。
Posted by IGUIGU at 2017年02月02日 18:35
USBの端子情報を探しててたどり着きました。

「釈迦に説法」かもしれませんが・・・・


ガスボンベ(缶スプレーでも同じ)使うと温度が下がるので、すかさずお湯につけると長く使えますよ。
圧が下がってからだと、温めてもあまり戻らないので、下がる前に温めるのが「吉」

私など、ボンベ2本用意して作業前からお湯につけてます(注意書きには爆発の危険性が書いてある)=沸かさない限り爆発したことはない。
Posted by みっちゃ at 2018年04月30日 00:06
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