2010年08月16日
ナーベラーのレシピ、いろいろ
僕は沖縄歴18年。…今や高校生たちと同じくらい、沖縄に暮らしていたりします。
(→ 高校野球、ちょうど今、勝ち進んでいる興南ナインの試合、もう目が離せません!)
というわけで、このブログでは時々、普通の沖縄料理のレシピも載せています。
さて、沖縄の夏野菜として、ゴーヤーと並んで愛されているのが「ナーベラー(ナーベーラー)」。内地で言うところの、いわゆる「ヘチマ」です。
これを若いうちに収穫すると、美味しい野菜として食べられます。
ヘチマというと、本土ではタワシというイメージの植物。
沖縄でも、ナーベラーの語源が鍋を洗う「なべあらい」から来ている所をみると、昔はタワシとして使っていたみたい…。
でも、今のウチナンチュにとって、ヘチマは食べ物以外のイメージはまったく無いようです。
(…戦後、アメリカーが合成洗剤やスポンジを持ち込んだので、ハイカラなオバーたちが、早くに切り替えたのでしょう)
今回は、そんなタワシの、いやナーベラーの食べ方。レシピいろいろです。
ここ沖縄では、ナーベラーはどこのスーパーでも普通に売られています。
痛むのが早い野菜なので、切り口が新鮮なのを選ぶのがコツ。
(古いと、火を通した時に身が黒っぽくなったりします。)
色は、表面の緑色がキレイな物を選びましょう。
めったにハズレはありませんが、時々、内部が繊維化している場合もあるので、色が悪いのは避けた方が無難です。
価格は、シーズン中なら、一本50~100円くらい。
ナーベラーはいろいろな料理に使えますが、沖縄風でお勧めなのが「ンブサー(ンブシー)」。いわゆる味噌煮です。
材料:一人分
ナーベラー 小2本(大一本)
3枚肉 ひとつかみ
島豆腐 5センチ四方くらい
サラダ油 適当 (大さじ2くらい)
ダシ 適当 (粉末ダシ小さじ1くらい)
味噌 適当 (大さじ2杯くらい)
▲左:3枚肉かバラ肉を切り分けます。 / 右:ポークを切る時は、銀紙を敷くとまな板がよごれません。
僕はストックしてある3枚肉をよく使いますが※、缶詰のポークや、豚バラでもOK。
※3枚肉を固まりで買って、煮てから冷凍しておきます。→ ちぶるのンブサー
▲左:ナーベラーは、種ごと食べられます。 / 右:火が通ったら味噌を溶いていきます。
皮を剥いて切り分けたナーベラーを軽く炒め、豆腐を入れたらフタをして、ごく弱火で5分~。
ナーベラーから出る水分だけで、いい感じに煮えてきます。
火が通ったら、味を見ながら味噌を溶いて、ダシを足したり、塩胡椒して、できあがり。
とっても簡単で、放っておくだけで作れるメニューです。
これも簡単、手抜きメニュー。
麻婆豆腐の豆腐をナーベラーに置き換えるだけですが、ゆるい感じの歯ごたえが、妙にマーボーと合います。
▲左:今回は鶏モモを使用。細かく叩いてミンチにしておきます。 / 右:市販のマーボーの素を投入。
材料は、市販の「麻婆豆腐の素」と、適当な肉、ナーベラーだけ。
普通に麻婆豆腐を作るときもそうですが、肉を増量した方が食べ応えがありますね。
また、挽肉料理全般に言えることですが、自分で肉をミンチにしたほうが、美味しい気がします。
こちらも簡単に作れる、あっさり味のメニュー。
茹でたナーベラーを冷やして、酢みそを乗せるだけ。
泡盛のおつまみにも、合います。
で、これをキンキンに冷やして、酢みそをたっぷりかけると、マジうまい!
今年の夏のヒットです。
ナーベラーは他に、みそ汁の具としても、上等。
内地の「麩のみそ汁」みたいな感じ。あれの、シャクシャクしたバージョンというと、近いかも。
こうやって、夏の間は、だいたい週に1~2回、ナーベラーを食べているかな。
最近は通販で、どこからでも買えるので、一度は試してみて欲しい夏料理です。
痛むのが早い野菜なので、切り口が新鮮なのを選ぶのがコツ。
(古いと、火を通した時に身が黒っぽくなったりします。)
色は、表面の緑色がキレイな物を選びましょう。
めったにハズレはありませんが、時々、内部が繊維化している場合もあるので、色が悪いのは避けた方が無難です。
価格は、シーズン中なら、一本50~100円くらい。
ナーベラーはいろいろな料理に使えますが、沖縄風でお勧めなのが「ンブサー(ンブシー)」。いわゆる味噌煮です。
ナーベラーのンブサー
材料:一人分
ナーベラー 小2本(大一本)
3枚肉 ひとつかみ
島豆腐 5センチ四方くらい
サラダ油 適当 (大さじ2くらい)
ダシ 適当 (粉末ダシ小さじ1くらい)
味噌 適当 (大さじ2杯くらい)
▲左:3枚肉かバラ肉を切り分けます。 / 右:ポークを切る時は、銀紙を敷くとまな板がよごれません。
僕はストックしてある3枚肉をよく使いますが※、缶詰のポークや、豚バラでもOK。
※3枚肉を固まりで買って、煮てから冷凍しておきます。→ ちぶるのンブサー
▲左:ナーベラーは、種ごと食べられます。 / 右:火が通ったら味噌を溶いていきます。
皮を剥いて切り分けたナーベラーを軽く炒め、豆腐を入れたらフタをして、ごく弱火で5分~。
ナーベラーから出る水分だけで、いい感じに煮えてきます。
火が通ったら、味を見ながら味噌を溶いて、ダシを足したり、塩胡椒して、できあがり。
とっても簡単で、放っておくだけで作れるメニューです。
マーボー・ナーベラー
これも簡単、手抜きメニュー。
麻婆豆腐の豆腐をナーベラーに置き換えるだけですが、ゆるい感じの歯ごたえが、妙にマーボーと合います。
▲左:今回は鶏モモを使用。細かく叩いてミンチにしておきます。 / 右:市販のマーボーの素を投入。
材料は、市販の「麻婆豆腐の素」と、適当な肉、ナーベラーだけ。
普通に麻婆豆腐を作るときもそうですが、肉を増量した方が食べ応えがありますね。
また、挽肉料理全般に言えることですが、自分で肉をミンチにしたほうが、美味しい気がします。
冷やしナーベラーの酢みそ乗せ
こちらも簡単に作れる、あっさり味のメニュー。
茹でたナーベラーを冷やして、酢みそを乗せるだけ。
泡盛のおつまみにも、合います。
で、これをキンキンに冷やして、酢みそをたっぷりかけると、マジうまい!
今年の夏のヒットです。
ナーベラーは他に、みそ汁の具としても、上等。
内地の「麩のみそ汁」みたいな感じ。あれの、シャクシャクしたバージョンというと、近いかも。
こうやって、夏の間は、だいたい週に1~2回、ナーベラーを食べているかな。
最近は通販で、どこからでも買えるので、一度は試してみて欲しい夏料理です。
Posted by IGU at 23:07│Comments(7)
│料理とか保存食
この記事へのコメント
カルパッチョも良いですよね~~
ばいや~。
ばいや~。
Posted by 超酒酔人 at 2010年08月16日 23:45
いっすねー。
Posted by IGU at 2010年08月17日 08:17
カルパッチョ
なーべーらーは
よく実家から沢山頂くんですが、レシピがない
勉強になりました
古くなると
煮たら黒くなるんですね
なんでかなと思ってたんですよ
今あるやつも早めにやっつけよ
なーべーらーは
よく実家から沢山頂くんですが、レシピがない
勉強になりました
古くなると
煮たら黒くなるんですね
なんでかなと思ってたんですよ
今あるやつも早めにやっつけよ
Posted by まき☆ at 2010年08月17日 08:26
内地では、中々新鮮なナーベラーは手に入りません ^^;
IGUさんは、お料理上手ですね~♪
色々工夫されて…凄いです!
IGUさんは、お料理上手ですね~♪
色々工夫されて…凄いです!
Posted by tokuchan at 2010年08月17日 22:14
◇ まき☆ さん
実家から頂けるなんて、いいですねー。
ナーベラーは痛むのが早いので、すぐに食べちゃいましょー。
冷やしナーベラー、お勧めですよ!
◇ tokuchan さん
WEBショップで、ナーベラーを売っているお店は、時々見かけますよー。
でも、現地で食べる鮮度には、かなわないかも…。
で、逆に沖縄では、新鮮なカニとかが、手に入りにくいんです(笑)。
実家から頂けるなんて、いいですねー。
ナーベラーは痛むのが早いので、すぐに食べちゃいましょー。
冷やしナーベラー、お勧めですよ!
◇ tokuchan さん
WEBショップで、ナーベラーを売っているお店は、時々見かけますよー。
でも、現地で食べる鮮度には、かなわないかも…。
で、逆に沖縄では、新鮮なカニとかが、手に入りにくいんです(笑)。
Posted by IGU at 2010年08月18日 20:24
なーべらは好きでよく食べます。
が、マーボーナーべらはいいですね、今度やってみます。
ありがとうございます。
が、マーボーナーべらはいいですね、今度やってみます。
ありがとうございます。
Posted by 沖縄ペンション海のそば at 2010年08月20日 20:54
マーボーナスがあるんだから、いいはずー。
と思って作ったら、意外と美味しかったので載せました。
そう言えば、沖縄の人に話すと、みなさん「??」みたいな顔をされます。
やっぱ、伝統食というか、育った家庭の味が一番なのかも…。
そんな事も、知ることができたメニューです。
と思って作ったら、意外と美味しかったので載せました。
そう言えば、沖縄の人に話すと、みなさん「??」みたいな顔をされます。
やっぱ、伝統食というか、育った家庭の味が一番なのかも…。
そんな事も、知ることができたメニューです。
Posted by IGU at 2010年08月22日 20:37
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