2016年02月26日
自家製の味噌を仕込んでみた! ( 2016、冬 )
▲昨年仕込んだ手作り味噌。
昨年、仕込んだ味噌が美味しかったので、今年も味噌を漬けてみました。
前回は実験的に、味噌とはカンタンに作れるものなのか? そして大豆以外でも作れるのか? という疑問を試してみたんです。 (趣味なので、記事にしてません)
ひとつは普通に大豆と麹で漬け、もうひとつはレンズ豆と大豆を混ぜたもので実験。
両方とも、ちゃんと味噌になりましたが、味的には大豆だけの方が美味いかな。
ちなみに、味噌づくりは、とってもシンプル。
( 麹 + 大豆 + 塩 + 水 ) × 熟成 = 味噌 これだけです!
▲今年の手作り味噌の材料一式。
今年は麦麹と米麹の2種類を用意して、合わせ味噌を仕込んでみました。
関東出身の僕には馴染みが有りませんが、麦味噌(西日本系)はサッパリして香りが良いそうです。
しかし悩んだのが、材料の分量。
ネットで多くの味噌作りのレシピは出てきますが、それぞれの配合はすべて違い、スタンダードみたいな物が無いんです‥。
それでも調べるうちに、基本のレシピと、味の傾向が判りました。
一番の基本は、塩分量。
味噌を仕込む際、材料全体の重量の11~12%が塩である必要が有ります。
味の傾向とは、大豆と麹の割り合い。 麹が多いほうが甘さが増すみたい。
乾燥大豆1に対して、麹が1~2程度まで、様々なレシピの幅が有ります。
(ちなみに1kgの大豆を戻して煮ると、約2.2kgに増えます)
また、塩分が多いほうが辛口で長期熟成向き、少ないと短期間で仕上がります。
もうひとつ大切なのは、生の麹を使うか、乾燥麹を使うか、あるいは自分で麹を作るかという選択。
生の麹は発酵力が強く、乾燥麹は弱め。 究極の手作りなら自作の麹でしょう。
今回用意した材料は、市販の乾燥麦麹1kg、乾燥米麹1kg、大豆を1kg( + 余ってた半端を200gほど)。
そして塩を700g、大豆の煮汁を800cc(仮に混ぜて、後から調整します)
(一般的なレシピだと、麹750gとか書いてあるけど、じゃあ、余った250gをどうするの? という観点から、キリの良い分量で作る事にします)
まずは一晩、大豆を水に漬け、圧力鍋で30分。 皮が蒸気抜きの穴に詰まるのが怖いので、ザルに入れて蒸しあげます。
⇒ おつまみ「ゆで大豆」の作り方! (冷凍保存可能)
豆が煮上がったら、フードプロセッサーで砕いて行きます。
今回は麦麹(水分多めで仕込む必要あり)も使うので、煮汁をたくさん入れて、ポタージュのようなペースト状に仕上げました。
仕込むネタの硬さは、米麹を使う場合は固めの団子状、麦麹だと広がるくらい柔らか目のハンバーグのネタ状。 合わせ味噌だと、その中間が目安。
▲左:麹と塩を混ぜた中に、大豆ペーストを投入。 / 右:煮汁で調整しながら、硬さを整えていきます。
ここからは調べた情報を元に、自己流。
今回は乾燥麹を使っているので、麹が水分を吸う分を見越して、混ぜ合わせて1時間半ほど待ってから調整開始。
全体を手で捏ねながら、適当な硬さになるまで煮汁を足して粘度を整えて行きます。
程よい硬さになったら、今度は塩分量。これは計算で出せます。
全体の重量を計ると、容器込みで6.5kgでした。 という事は、材料の重量は‥。
6500g - 263g(容器の重量)= 6237g
塩分量を11%として算出。
6237g ÷ 89% = 7007g ⇒ 7007g - 6237g = 770g
計算の結果、この重量だと770gの塩が入って、11%の塩分量となります。
もっとも、塩を足すと全体の重量が変わるので、補正して780gの塩が適正量。
というわけで、最後に80gの塩を追加して、全体を混ぜあわせて、ネタの完成!
レシピは適当ですが、最終的に塩分と水分量は適正です。
これを半年ほど熟成させれば、すこし甘口の、香りの良い味噌ができる予定!
▲洗った容器に、叩きつけるようにネタを詰めて行きます。 / 右:ワサビを置きます。
最後に容器を洗って、みっちりとネタを詰め込み、上にラップをして空気を遮断。
ワサビを置くのは、ネットで見かけた手法。 殺菌力が強く、カビが生えにくくなるようです。
100均の容器は密閉性が悪かったので、上からもう一度ラップをかけてフタをしたら完成!
後は仕上がりを待つばかりです。 熟成の状況は、後で追記して行きますね。
◆参考サイト
味噌の作り方~ 二百二十年藏、実績の味噌作りレシピ|麹の池田屋醸造
麦味噌の作り方 - つくる楽しみ
麦麹と米麹の違いについてまとめてみた | 越前有機味噌蔵 マルカワみそ
Posted by IGU at 10:54│Comments(2)
│料理とか保存食
この記事へのコメント
こんにちはー
味噌に関しては塩分濃度で甘辛口が決まります。
また、米味噌に関しては(北海道)天地返しはせずに2年寝かせるのが主流みたいです。(後志)
地元は北九州なので麦味噌が主流です。
麦味噌は繁殖力が強いのでヨーグルティアを利用されて麹を作られることをお勧めします。
基本的に麹と塩を混ぜ塩麹を先に作りその後ゆでた大豆を加えれば白味噌になります。
また、蒸した大豆を使えば赤味噌になります。
水分大目に入れて腰網を沈め状態でたまった液体がたまり醤油です。
麹から作れる様になれば醤油作りも簡単なのでおすすめします。
仕事の息抜きがてらいつも見てるので乱文になりがちなのでご了承ください。
味噌に関しては塩分濃度で甘辛口が決まります。
また、米味噌に関しては(北海道)天地返しはせずに2年寝かせるのが主流みたいです。(後志)
地元は北九州なので麦味噌が主流です。
麦味噌は繁殖力が強いのでヨーグルティアを利用されて麹を作られることをお勧めします。
基本的に麹と塩を混ぜ塩麹を先に作りその後ゆでた大豆を加えれば白味噌になります。
また、蒸した大豆を使えば赤味噌になります。
水分大目に入れて腰網を沈め状態でたまった液体がたまり醤油です。
麹から作れる様になれば醤油作りも簡単なのでおすすめします。
仕事の息抜きがてらいつも見てるので乱文になりがちなのでご了承ください。
Posted by norisan at 2016年03月14日 17:20
norisanさん コメントありがとうございます。
白味噌と赤味噌は、そういう違いなんですね。
いろいろ勉強になります。今後ともよろしくです!
白味噌と赤味噌は、そういう違いなんですね。
いろいろ勉強になります。今後ともよろしくです!
Posted by IGU at 2016年03月14日 17:53
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