2010年02月11日
高演色作業灯の作り方(電球型用インバーター使用 色の道Ⅵ)
調色などの作業中、正確な色を判断するために重要な「光」。
いろいろな工作を通じて、その「光」に迫っていくシリーズです。
色の道 正しい「光」を求めて! (その1)
簡単-分光器の作り方(色の道 正しい「光」を求めて! Ⅱ)
撮影用-分光器の作り方(色の道 正しい「光」を求めて! Ⅲ)
高演色蛍光灯(色の道 正しい「光」を求めて! Ⅳ)
電球型用インバーターで直管型蛍光灯を点灯(色の道Ⅴ)
→ 高演色作業灯の作り方(電球型用インバーター使用 色の道Ⅵ)
高演色性の蛍光灯で、見え方はどう違うのか? (色の道Ⅶ)
前回の実験「電球型用インバーターで直管型蛍光灯を点灯(色の道~ Ⅴ)」を基に、工作用の作業灯を作ってみました。
このブログは、いつも製作工程が長いので、今回は先に完成形を載せちゃいます。
じゃ~ん!! 今日2月11日。 僕の誕生日の工作が、こちらです。

多分みなさん、「ん?」 と思ったハズ。
見たことのない、得体の知れない物体だと思いますが、ある意味でコレ、すごいんですよ。
実は、今まで無かった、どこでも「本当の色」で、物体を見ることが出来る、工作用の作業灯! なんです。
8W高演色蛍光灯(カラースライドの色評価用)と、電球型蛍光灯のインバーター回路を組み合わせ、小型軽量・簡易防水タイプで作ってみました。
以下、製作過程です。

今回の工作の目玉は、ペットボトルの利用にあります。
蛍光灯はガラス管で作られているので、ちょっとした衝撃で破損の心配があります。
作業用のライトとして実用化するには、なんらかの保護(カバー)が必須。
蛍光灯をガードするために購入したアクリルパイプ(径21mm)と、蛍光灯の固定方法をいろいろ考えていて、ふと、目に付いたのがペットボトル!
アクリルパイプの外径と、ペットボトルの内径が、なんと、近いサイズなんです。
これを応用すれば、固定&脱着可能なカバーが作れそう。
こんな大径の中空ネジは、他にはなかなか見つからない優れ物です。
(物は言いようですね。笑)


まずは、ペットボトルを、スクリューの部分で切断。
グラインダーで削って、表面をならしておきます。
そして、アクリルパイプを差し込み、樹脂で固定。
こういう工作に、僕はFRP樹脂を使います。
サーフボード用など、高透明で耐候性の良いものがお勧め。
安くて手軽だし、充填・接着等に、毒性の強いエポキシより簡単に扱えます。(完全硬化には2~3日かかります)
反対側の封止にも、同じく樹脂を使用。こちらは硬化したら磨きだしておきます。


100均のネジネジ棒を使用。
これは好きな形に曲げられる、カバー付きの太い針金です。
後日、ボールジョイント式に作り替えました。



組み合わせる口金部分は、高ナットをハンダ付けして接続。
簡単な作りですが、金属同士の固定なので、かなり強固です。
(針金自体は、少し柔らかめなので、2本束ねた方が良いかも)


口金の部分は、ペットボトルのキャップを利用。
最近発売された、コカコーラゼロのキャップが、ブラックでかっこいいです(笑)。
中心にねじ穴を開け、ビスでアームに固定。
ビスの両側には、配線を通すための穴を開けておきます。


ここまで部品が揃ったら、組み立て開始。
配線と接続端子(前回を参照)を付けた高演色蛍光灯を、キャップ部に通していきます。
そして、アクリルパイプをねじ込んで固定。ペットボトルのキャップ部が、こんな形に生まれ変わりました。
通した配線は、針金に沿わせてテープを巻いて固定し、ゴム(EVA樹脂)カバーを通しておきましょう。


これも100均で購入。2個で100円。
意外とバネが強力で、作りもしっかりしています。これなら十分使えそう。
ネジネジ棒は、ビス2本で取り付けました。


インバーターの固定方法も、意外と悩んだ部分。
結局、適当なキャップの中にインバーターを収め、樹脂で封止しました。
手っ取り早く、絶縁と防水が出来ちゃいます。
キャップはポリプロピレン製だったので、後から外す事も可能です(取れた、とも言う 笑)。
再度取り付ける場合は、両面テープがいいでしょう。
あとは、クランプにインバーターをネジ止めして、配線はタイラップ等で固定しておきます。

と言うわけで、完成!
さっそく、点灯です。
工具箱等に固定して、電源ON。

いいですねー。
これで、工作や調色の際に、正確な色を見ながら作業することができます。
※もう少し明るくするため、後日、2灯タイプも作ってみる予定!
後日、高演色蛍光灯の見え方を調べてみました。
→ 高演色性の蛍光灯で、見え方はどう違うのか? (色の道Ⅶ)
いろいろな工作を通じて、その「光」に迫っていくシリーズです。
色の道 正しい「光」を求めて! (その1)
簡単-分光器の作り方(色の道 正しい「光」を求めて! Ⅱ)
撮影用-分光器の作り方(色の道 正しい「光」を求めて! Ⅲ)
高演色蛍光灯(色の道 正しい「光」を求めて! Ⅳ)
電球型用インバーターで直管型蛍光灯を点灯(色の道Ⅴ)
→ 高演色作業灯の作り方(電球型用インバーター使用 色の道Ⅵ)
高演色性の蛍光灯で、見え方はどう違うのか? (色の道Ⅶ)
前回の実験「電球型用インバーターで直管型蛍光灯を点灯(色の道~ Ⅴ)」を基に、工作用の作業灯を作ってみました。
このブログは、いつも製作工程が長いので、今回は先に完成形を載せちゃいます。
じゃ~ん!! 今日2月11日。 僕の誕生日の工作が、こちらです。

多分みなさん、「ん?」 と思ったハズ。
見たことのない、得体の知れない物体だと思いますが、ある意味でコレ、すごいんですよ。
実は、今まで無かった、どこでも「本当の色」で、物体を見ることが出来る、工作用の作業灯! なんです。
8W高演色蛍光灯(カラースライドの色評価用)と、電球型蛍光灯のインバーター回路を組み合わせ、小型軽量・簡易防水タイプで作ってみました。
以下、製作過程です。

今回の工作の目玉は、ペットボトルの利用にあります。
蛍光灯はガラス管で作られているので、ちょっとした衝撃で破損の心配があります。
作業用のライトとして実用化するには、なんらかの保護(カバー)が必須。
蛍光灯をガードするために購入したアクリルパイプ(径21mm)と、蛍光灯の固定方法をいろいろ考えていて、ふと、目に付いたのがペットボトル!
これを応用すれば、固定&脱着可能なカバーが作れそう。
こんな大径の中空ネジは、他にはなかなか見つからない優れ物です。
(物は言いようですね。笑)
■ライトカバー


まずは、ペットボトルを、スクリューの部分で切断。
グラインダーで削って、表面をならしておきます。

こういう工作に、僕はFRP樹脂を使います。
サーフボード用など、高透明で耐候性の良いものがお勧め。
安くて手軽だし、充填・接着等に、毒性の強いエポキシより簡単に扱えます。(完全硬化には2~3日かかります)
反対側の封止にも、同じく樹脂を使用。こちらは硬化したら磨きだしておきます。


■アーム部分

これは好きな形に曲げられる、カバー付きの太い針金です。
後日、ボールジョイント式に作り替えました。



組み合わせる口金部分は、高ナットをハンダ付けして接続。
簡単な作りですが、金属同士の固定なので、かなり強固です。
(針金自体は、少し柔らかめなので、2本束ねた方が良いかも)
■キャップ部


口金の部分は、ペットボトルのキャップを利用。
最近発売された、コカコーラゼロのキャップが、ブラックでかっこいいです(笑)。
中心にねじ穴を開け、ビスでアームに固定。
ビスの両側には、配線を通すための穴を開けておきます。
■高演色蛍光灯を収容

ここまで部品が揃ったら、組み立て開始。
配線と接続端子(前回を参照)を付けた高演色蛍光灯を、キャップ部に通していきます。
そして、アクリルパイプをねじ込んで固定。ペットボトルのキャップ部が、こんな形に生まれ変わりました。
通した配線は、針金に沿わせてテープを巻いて固定し、ゴム(EVA樹脂)カバーを通しておきましょう。
■クランプ部


これも100均で購入。2個で100円。
意外とバネが強力で、作りもしっかりしています。これなら十分使えそう。
ネジネジ棒は、ビス2本で取り付けました。
■インバーター部


インバーターの固定方法も、意外と悩んだ部分。
結局、適当なキャップの中にインバーターを収め、樹脂で封止しました。
手っ取り早く、絶縁と防水が出来ちゃいます。
キャップはポリプロピレン製だったので、後から外す事も可能です(取れた、とも言う 笑)。
再度取り付ける場合は、両面テープがいいでしょう。
あとは、クランプにインバーターをネジ止めして、配線はタイラップ等で固定しておきます。

と言うわけで、完成!
さっそく、点灯です。
工具箱等に固定して、電源ON。


これで、工作や調色の際に、正確な色を見ながら作業することができます。
※もう少し明るくするため、後日、2灯タイプも作ってみる予定!
後日、高演色蛍光灯の見え方を調べてみました。
→ 高演色性の蛍光灯で、見え方はどう違うのか? (色の道Ⅶ)
この記事へのコメント
スター・ウォーズのライトセーバーみたい・・・と僕は思うのだけれど。
違うかなぁ?
違うかなぁ?
Posted by kusano@三線弾いてハッピーライフ!
at 2010年02月12日 00:23

スターウォーズだぁ!!
って言おうとしたら、先を越されてました・・・・・
でも、ホントに闘えそうっす!!!!
かっこい~~~~~!!!!!
ばいや~。
って言おうとしたら、先を越されてました・・・・・
でも、ホントに闘えそうっす!!!!
かっこい~~~~~!!!!!
ばいや~。
Posted by 超酒酔人 at 2010年02月12日 12:03
◇ kusano@三線弾いてハッピーライフ!さん
あっ! 今の技術だったら、見た目の近いライトセーバーとかって、作れそう。
放電管で、あれして、これして…。
ついでに、高圧電流を表面に流せば、武器になるかも。
って、危険な発想?
◇ 超酒酔人 さん
kusanoさんが、コスプレに詳しいらしいですよー。
ナビィのR2-D2と、かぶり物でスターウォーズのコスプレごっこ、したいですねー。
あっ! 今の技術だったら、見た目の近いライトセーバーとかって、作れそう。
放電管で、あれして、これして…。
ついでに、高圧電流を表面に流せば、武器になるかも。
って、危険な発想?
◇ 超酒酔人 さん
kusanoさんが、コスプレに詳しいらしいですよー。
ナビィのR2-D2と、かぶり物でスターウォーズのコスプレごっこ、したいですねー。
Posted by IGU
at 2010年02月12日 23:05

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