2009年08月05日
色の道 大理石の補修
最近、また石のお医者さんの仕事が増えている。
今日は那覇の新築マンション、2部屋。引き渡し前の最終チェックのクレーム処理。
一件は玄関の上がり框(あがりかまち→段差部)。
天然石のハズなのに、内部に人工的な異物があるのはおかしいとの苦情。
もう一件は大理石のカウンターテーブル表面の、たくさんの傷の補修。
実は、某隣国から輸入した石には、信じられないようなハズレが結構ある。ヒビや内部の空洞に、適当な色のプラスチックやモルタルを充填して、そのまま出荷しちゃう。
また、建築現場で天然石を設置した後、その上に工具等を雑に置いちゃう職人もいるみたい。(簡単に傷だらけになってしまう)
それでも、石屋さんは、責任を取って交換するか、僕のような特殊な職人を雇って補修するかで対処する。
例によって、専用の補修材と着色料で、天然石と同じ色合いを作って、充填して研磨。
(この、色作りの修行を、僕らは色の道と呼んでます)
さて、この写真の中に、6カ所の補修跡があります。判るかな?
PS:このネタの時は毎回言ってますが、僕の本職はWEB屋さんです…。
Posted by IGU at 20:32│Comments(0)
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