2009年11月29日

ペットの死

飼っていたクワガタ「ガッティ」が死んでしまった。

しばらく前から、外に出たがって暴れていたので、まずいなぁと思っていたんだけど、やはり体力を使い果たしてしまったようだ。

昔、飼っていたオオクワガタは1年半ほど生きたので、もう少し一緒にいられるかと思ったんだけど…。

虫といえど、情が移った生き物がいなくなると、悲しいものです。
そして、自分って罪深いなぁと、ため息。

水槽で熱帯魚を飼っているときも、こんな思いは、たくさんあった。
その前はハムスターやインコとか…。
大きくて賢い生き物の方が、死んだときに悲しい気がするけど、小さい生き物たちの場合でも、悲しみが少ないわけではない。


こういう時、前に読んだ「カラスの死骸はなぜ見つからない?」という本の事を思い出す。
都会で良く見かけるカラスたち。
例えば東京では、およそ2万羽と言われる相当な数が生息しいている。
でも、東京に住んでいても、ほとんど、カラスの死骸を見かける事は無い。

たとえば事故とかの死骸は目にしても、老衰とか、自然死の死骸は見つからない。
(たしかに、言われてみると、そうだ。)

いったい、それは、なぜだろう?


「カラスの死骸はなぜ見つからない?」の本では、答えは書いてない。

仮説として紹介されているのが、人間以外の生き物は、死んだら身体ごと、別な世界に行くんじゃないか? という(荒唐無稽な)説。
人間は、けがれているので、死んでも別の世界に行くことは出来ないし、飼われているペットも同様。
僕ら人間だけがそのことを知らず、他の生き物たちは、関わるとけがれてしまうので人を恐れている…。

調和の取れた地球で、人間だけが浮いた存在なのではないか?

…なんだか、薄ら寒い話で、いろいろ考えさせられる。
仙人の事とか、輪廻転生とか、etc…。


この話を書き始めると、取り留めが無くなりそうなので、話を戻して「ガッティ」の事。

彼は外国産で、日本の生態系に放してはいけないし、それ以前に、生き物を飼うとは、その一生を預かるということ。

形としては、プラスチックの箱に閉じこめて、そのまま死なせてしまったけど、彼のおかげで、とても癒されたのは事実。
彼は、そういう役割だったのかもしれない。

次からは、衝動飼い(買い)ではなく、よ~く考えてから飼うか飼わないかを決めようと思う。

でも、出会いや飼いたい気持ちって、理屈ではないんだよなぁ。

…難しい話ですね。

ガッティ




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この記事へのコメント
ガッティ君残念でしたね。

難しいですね。
ペットを飼っていたら遅かれ早かれ避けて通れない話なので。
でも飼う運命の相手(ペット)っていると思うんです。
またそういう相手に出会ったらまた飼ってください。
IGU様はいい加減な飼い方するような人じゃないから
飼われた方も幸せだと思います。
Posted by なかの町子なかの町子 at 2009年11月29日 23:35
オレは生き物って飼えないんですよね・・・

面倒みきれないのが分かってるから、
観るだけにしてます。
世の中には飼えないのに、可愛いからって飼って、
平気で捨てる人がいて、イライラします。
ガッティ君はきっと、”天寿”を全う出来て幸せだったと思います。





ばいや~。
Posted by 超酒酔人 at 2009年11月30日 00:52
ガッティ君のこと、お悔やみ申し上げます。

ブログを読んでいて思ったんですが、
私は、今のところ無神論者なんですが、
神社や教会やウタキには神聖なものを感じます。

人と人とは出会いは縁だと、よくいわれます。
人と生き物も、やはり、そうなのかも知れないなあ、
なんて、ふと、思いました。

ガッティ君と作る人とも、やはり縁だったのでしょう。
ウートートー、してあげて下さいね。
では。
Posted by 横浜のtoshi横浜のtoshi at 2009年11月30日 06:10
すいません。ちょっとショックだったもんで…。
ここでは、あまり、ふさわしく無い話題だったかもです。反省。


◇ なかの町子 さん
…遅かれ早かれ避けて通れない話なので。

そうなんですよね。多くの生き物は、人間ほど長くは生きられません。
解っているハズなんですけど…。


◇ 超酒酔人 さん
弱い者や小さい者たちを保護したいって気持ちは、生き物共通の感情かも知れません。

他の動物の赤ちゃんを育てる動物の例は良く聞きますし、人間でも、「窮鳥懐に入れば猟師も殺さず」というコトワザもあります。

感情に流されず、責任を取って飼い続けられるかが大事なんでしょうね。


◇ 横浜のtoshi さん
無神論者という言葉、いくつもの意味があると思います。
偶像や、対象としての神を求めない代わりに、心の中に規範となる軸を持っている場合もあるでしょうね。

旅をしていた頃(国内外を5年ほど)、出会いや、場所について、通り過ぎながらですが、よく意識しました。
いつか、じっくり考えてみたいです。
Posted by IGUIGU at 2009年12月01日 01:16
はじめまして、こんばんは☆

くわがたさんはこんなに飼い主さんに、思われて幸せだったと思いますよ。
ペットロスって、飼い主さんに与える精神的ダメージ大きいかもしれませんが、
くわがたさんには出来る範囲のベストを尽くしたと思って下さい。
そうすることで、やがて哀しみも良い思い出に変わっていくと思います☆☆
Posted by sweetskozasweetskoza at 2009年12月02日 19:59
◇ sweetskoza さん

そう、ペットロスという言葉がありましたね。

こういう気持ちに国境はなく、人は誰も癒される相手を求める…。
そう考えると、自分だけが悲しいわけでは無い気がして、楽になります。

サンキューです。
Posted by IGUIGU at 2009年12月03日 21:21
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