2011年02月16日
僕が海で死にかけた話。‥with手作りシーカヤック(その2)
今回は、手作りカヌーで、沖縄の西表島一周の旅に出かけた際の実況、第2話です。
不運というものは、一つ一つは大したこと無くても、まとめてやってくると、対処が難しいです‥。
以下、長文となります。
天候不良で旅程が伸び、ついには食料が切れかけた状況下。
熱帯低気圧が停滞している中、飢えるか冒険するかの判断を誤った僕は、シーカヤックで荒海に漕ぎ出してしまった。 ‥というのが話の始まり。
→ 僕が海で死にかけた話。‥with手作りシーカヤック(その1)
場所は西表島。
何時間か漕いて、ゴールの海岸まで、あと500メートルまで近づいた僕は、状況判断を誤り、不意に転覆してしまいました。
というのが、前回までの抜粋です。
ちなみに、その時の僕は、西表島一周の戦利品として、珍しい「ガラスの浮き球」を、数十個もゲットしていました。
中でも、特大サイズの3つは、コックピットに入れて運んでました。(荷物室はいっぱいだったので‥)
海が荒れていたため、スプレーカバー(コックピットに海水が入らないためのカバー)をしており、ガラス玉はその中の、足の間に仕舞っていたのです‥。
写真:自作のチャック式のスプレーカバー。
付け加えておくと、転覆時、ライフジャケットは、付けていませんでした。
旅程の後半、急に海が荒れたある晩に、流されて無くなってしまったんです。(その夜はカヌーも流され、500m程離れた岩場で発見・回収しました。そんな話も、いずれ‥)
リーフの切れ間から溢れ出す離岸流(リップカレント)で転覆し、はるか沖合いまで流されていく僕を、更なる不運が襲います。
まず、転覆のショックでカヌーを漕ぐパドルが、真ん中のジョイント部分から外れて、左右に別れてしまいました。
頭上の海底に向かって沈んでいく片方のパドルに、必死に手を伸ばしましたが、届きません。(海中で僕は、完全に真っ逆さまの状態)
写真:自作のパドル。水中でも目立つ黄色に塗ってありました。
しばらくもがいた結果、半分になった片側のパドルだけでは、転覆状態から起き上がれない事が分かったので、船からの脱出を試みました。
ベルクロ式で作ればよかった‥。 焦りながら自作スプレーカバーのチャックを外すと、海水がカヌーの中に入ってきます(ここでも、数秒のロス‥)。
そして、出ようとすると、足の間のガラスの浮き玉が、とにかく邪魔!
猿とヒョウタンの話ではないけど、狭いコックピットの中の複数の浮き球に引っかかり、足が曲げられず、抜け出せないのです!
‥ここまで、ずっと息は止めたまま。 肺の空気はどんどん尽きていきます。
大切な浮き球を海に捨て、何とか船内から脱出に成功!
海上に顔を出し、ギリギリで、わずかな空気を吸ったのも束の間。
重ねるように、更にトラブルは続きます。
脱出したあと、カヌーの上に這い上がろうとした僕に、次のアクシデントがやって来ました
カヌーに掴まり、身体を引き上げようとすると、船体がぐるぐると回ってしまいました。
すると同時に、なぜか足が持ち上がっていきます。
?? なんと、船体に舫いであったロープの束がほつれ、そこに足が入ってしまった、ようなのです。
僕の身体は船に巻き取られ、突然、泳ぐ自由を奪われました。
ヤ・バ・い‥。
三角波の中で身体が沈み、息ができません!
悪いことって、最悪のタイミングで、重なるんだ‥。
きっと、こういう時‥。 意外と簡単に人は死ぬんだろうな。 ふと、そう悟りました。
船から離れたら、助からない。
分かっていたけど、いったん水に潜り、足からロープを外します。
外したロープを手繰ってカヌーに戻り、裏返った船体を起します。
何度か滑り落ちながら、再びコックピットに乗り込む事に成功。
この間、右手に持っていたパドルは、ずっと握りしめたままでした。
(つまり左手だけで船から離れ、水に潜って行ったわけです。 汗!)
‥そして、気が付くと、予備のパドルが、見当たりません。
確かに、船体に積んであったはずなのに、ちゃんと縛って無かったため、どこかに消えていました。
なんてこった‥。
わずか数分の間に、トラブルがこんなに集中するなんて‥。
漕げずに、不安定なカヌーの中でバランスをとりながら、船内の海水を汲み出しつつ、考えます。
片側だけのパドルで、これまでの数時間の行程を再び引き返すのは、おそらく不可能。
かと言って、さっき転覆したリップカレントに再チャレンジする気力は、もう有りません。
となると、近くの港を目指すのが最良に思えました。
西表島の玄関口。整備された大原港まで行けば、きっと安全に違いない。
しかし、これも判断ミスだったのです。
沖合まで流された心細さから、なるべくリーフに近づき、パドル一本で精一杯漕ぎながら、先を目指します。
僕のシーカヤックは、友人に溶接してもらったステンレスのラダー(舵)が付いていたので、片側だけのパドルで漕いでも、まっすぐに進むことは可能でした。
そうして進むうち、なんだかおかしな事に気が付きます。
波が異様に高いのです。
ラジオで、波の高さ6メートルとか聞いてましたが、どう見ても倍は有ります。
もしかして、0メートルを基準に、上に6メートル、下に6メートルとか‥?
って、合計12メートルじゃん!
実際、3~4階くらいある高さのウネリに押し上げられると、向こうのウネリの波高まで、25mプールの長さ以上あります。波の底に落ち込むと、空が狭く感じます。
明らかに、巨大波の海域に、迷い込んでしまいました。
しかも、リーフの外側を迂回しているうちに、いつしか、時々見える陸地が、どんどん遠ざかってしまいました‥。
ヘタをすると潮に流され、西表島はおろか、石垣島にも辿り付けないのではないか。
そんな不安が心をよぎります。
大きな地図で見る
もう、どうしたらいいのか‥、海の中で一人、僕は途方に暮れてしまいました。
後から聞きましたが、南風見岬の沖は、南風の吹く時は地元の漁師は近寄らないそうです。海底の地形の影響で、大波が立つ場所なのだとか‥。
それでも僕が前へ漕ぎ進められたのは、自作のシーカヤックへの、絶対的な信頼感が有ったからです。
初めての船なので、そうとう頑丈に作っています。これが沈んだり壊れる可能性は、考えられません。
一緒にいれば、大丈夫! それだけが、心の支えでした。
しかし突然、それは起きました。
今まで、遠くで聞こえていた波の砕ける音が、背後から迫ってきたのです。
シャーッ!
振り返ると、あの巨大なウネリが、僕にかぶさるようにブレイクを初めています。
巻き込まれる!
気づかない間に、岸に寄りすぎていた。
でも、片側だけのパドルで、どうしたら良かったのか‥
後悔とも付かない気持ちがよぎる中、スローモーションで水のかたまりが落ちてきました。
真っ白な泡の中、僕の身体は横倒しになり、そして逆さまに沈んでいきました。
「大丈夫! この船は不沈艦だから! 」 ‥頼みの綱の、カヌーに祈ります。
でも、願いに反して、水底に向かっていく船体。 ‥なぜ!?
水中でもみくちゃにされ、手の平から、最後のバドルが抜け出て行くのが分かりました。
空気の泡が混ざった水の中では、浮力が発生せず、固形物は沈んでしまうと聞いたことがあります。
あの時、リアルに感じた下降感は、泡のせいだったのか、大波の動きのせいなのか‥。
この時の僕は「まだ生きてる! 」「まだ大丈夫‥」。
そう、心の中で繰り返し続けるのが、やっとでした。
やがて泡が途切れ、うっすらと海底が見え始めます。
無事な自分を認識しましたが、僕らは浮く気配がありません。
と、濁った水中から、ギザギザした海底のサンゴの岩礁が現れ、前から迫ってきました。
とっさに、カヌーから脱出(今度は、すぐに抜けだせました)。
怪我をするか、割れ目に足を挟まれて、動けなくなるか‥。
恐怖を前に、それでも衝撃に備えます。
その瞬間は、直前まで続いた不運とは対象的に、まさにラッキーでした。
珊瑚礁の不安定な海底の地形と、海流の中。
マリンブーツを履いた僕の足は、偶然、左右とも固い岩を捉えていました。 (サンゴを踏まないくらい、深かったです)
しゃがんで踏ん張ってから、バランスを崩さず伸び上がる事に成功。
カヌーも、海底にぶつかって、向きが変わってくれました。
しかし、水没したカヌーの動きは重く、なかなか浮上してくれません。
息が続きそうにありませんが、命綱であるカヌーを、手放すわけにはいかないのです。
こらえていると、やがて海面が近づいて来ました。
やっと水面に顔を出した後、再び何度か砕ける波に巻かれました。
同時に、波によって陸側へどんどん運ばれて行きます。
海が極端に浅くなっていることが分かったので、できるだけ足を縮めます。
もはや、カヌーにしがみついているのが、精一杯。
そして‥。
ふと気が付くと、静かで暖かな場所にいました。
リーフの内側の海域に入ったのです。
リーフの中は、まるで天国のように温い海水と、静かな水面でした。
あまり、助かったという実感は有りません‥。
なんていうか、心が疲弊しきって、何も考えられない状態。
もはやバドルが無いので、柄杓代わりの「ハイター」を斜めに切った容器で水を掻いて、陸を目指します。
そこから、砂浜まで、数十分。 いろいろ、後悔の道のりでした。
浜に着いた後、林の中にカヌーを隠し、徒歩でベースキャンプへ‥。
もう、海に出たく無い。
その時の正直な気持ちです。
結局、カヌーを回収しに行ったのは、それから一週間後でした。
そして、その間ずっと熱帯低気圧は停滞を続け、海は長い間、荒れ続けていました。
あの時、鹿川湾に戻っても、もしかするとダメだったかもしれません。
アクシデントとは、最悪のタイミングで、重ねるべくして 重なってやって来るようです。
あと一つ、不運が続いていたなら、僕は還って来れなかった。‥かも知れません。
あの時、ロープが船と繋がってなかったら‥。
あるいは、パドルを両方とも手放してしまってたり、何かに引っ掛けて、身体のどこかを切ってしまっていたら‥。 もしくは、海底に打ち付けられ、カヌーと離れてしまったとしたら‥。
さて‥。
これを読んだ人は、けっして熱帯低気圧の海にカヌーで出て行かないでしょうし、浮き球をコックピットに入れる事も(笑)しないでしょう。
そして、ロープや予備パドルはしっかりと船体に縛るように心がけ、パドルのジョイントが緩くなってないか、予備の食料や水はあるか、出航前に確かめて頂ければ、幸いです。
繰り返します。
最悪の状態の時に、さらに悪いことが重ならないよう、船や装備の状態は常にベストに、荷物もトラブルが起きないよう、しっかりと確認してから海に出てください。
という訳で、僕が死にかけた、ドジなお話でした。
PS:
今回は、危険提唱の意味で、当時の状況を、詳細にレポートしてみました。
‥もし、「俺のほうがもっと死にかけたぜ! 」なんて人がいたら、ぜひ体験談を送ってください。
僕のブログで紹介します。
あるいは、誰か仲間に話して下さい。
素敵な海での事故は、出来る限り、起きてほしくは無いものです‥。
不運というものは、一つ一つは大したこと無くても、まとめてやってくると、対処が難しいです‥。
以下、長文となります。
前回のまとめ‥
天候不良で旅程が伸び、ついには食料が切れかけた状況下。
熱帯低気圧が停滞している中、飢えるか冒険するかの判断を誤った僕は、シーカヤックで荒海に漕ぎ出してしまった。 ‥というのが話の始まり。
→ 僕が海で死にかけた話。‥with手作りシーカヤック(その1)
場所は西表島。
何時間か漕いて、ゴールの海岸まで、あと500メートルまで近づいた僕は、状況判断を誤り、不意に転覆してしまいました。
というのが、前回までの抜粋です。
ちなみに、その時の僕は、西表島一周の戦利品として、珍しい「ガラスの浮き球」を、数十個もゲットしていました。

海が荒れていたため、スプレーカバー(コックピットに海水が入らないためのカバー)をしており、ガラス玉はその中の、足の間に仕舞っていたのです‥。
写真:自作のチャック式のスプレーカバー。
付け加えておくと、転覆時、ライフジャケットは、付けていませんでした。
旅程の後半、急に海が荒れたある晩に、流されて無くなってしまったんです。(その夜はカヌーも流され、500m程離れた岩場で発見・回収しました。そんな話も、いずれ‥)
重なるアクシデント。(てか、重なりすぎだろ!)
リーフの切れ間から溢れ出す離岸流(リップカレント)で転覆し、はるか沖合いまで流されていく僕を、更なる不運が襲います。

頭上の海底に向かって沈んでいく片方のパドルに、必死に手を伸ばしましたが、届きません。(海中で僕は、完全に真っ逆さまの状態)
写真:自作のパドル。水中でも目立つ黄色に塗ってありました。
しばらくもがいた結果、半分になった片側のパドルだけでは、転覆状態から起き上がれない事が分かったので、船からの脱出を試みました。
ベルクロ式で作ればよかった‥。 焦りながら自作スプレーカバーのチャックを外すと、海水がカヌーの中に入ってきます(ここでも、数秒のロス‥)。
そして、出ようとすると、足の間のガラスの浮き玉が、とにかく邪魔!
猿とヒョウタンの話ではないけど、狭いコックピットの中の複数の浮き球に引っかかり、足が曲げられず、抜け出せないのです!
‥ここまで、ずっと息は止めたまま。 肺の空気はどんどん尽きていきます。
大切な浮き球を海に捨て、何とか船内から脱出に成功!
海上に顔を出し、ギリギリで、わずかな空気を吸ったのも束の間。
重ねるように、更にトラブルは続きます。
あぁ、そういう事なんだね‥
脱出したあと、カヌーの上に這い上がろうとした僕に、次のアクシデントがやって来ました
カヌーに掴まり、身体を引き上げようとすると、船体がぐるぐると回ってしまいました。
すると同時に、なぜか足が持ち上がっていきます。

僕の身体は船に巻き取られ、突然、泳ぐ自由を奪われました。
ヤ・バ・い‥。
三角波の中で身体が沈み、息ができません!
悪いことって、最悪のタイミングで、重なるんだ‥。
きっと、こういう時‥。 意外と簡単に人は死ぬんだろうな。 ふと、そう悟りました。
半分のパドルで‥
船から離れたら、助からない。
分かっていたけど、いったん水に潜り、足からロープを外します。
外したロープを手繰ってカヌーに戻り、裏返った船体を起します。
何度か滑り落ちながら、再びコックピットに乗り込む事に成功。
この間、右手に持っていたパドルは、ずっと握りしめたままでした。
(つまり左手だけで船から離れ、水に潜って行ったわけです。 汗!)
‥そして、気が付くと、予備のパドルが、見当たりません。
確かに、船体に積んであったはずなのに、ちゃんと縛って無かったため、どこかに消えていました。
なんてこった‥。
わずか数分の間に、トラブルがこんなに集中するなんて‥。
漕げずに、不安定なカヌーの中でバランスをとりながら、船内の海水を汲み出しつつ、考えます。
片側だけのパドルで、これまでの数時間の行程を再び引き返すのは、おそらく不可能。
かと言って、さっき転覆したリップカレントに再チャレンジする気力は、もう有りません。
となると、近くの港を目指すのが最良に思えました。
西表島の玄関口。整備された大原港まで行けば、きっと安全に違いない。
しかし、これも判断ミスだったのです。
巨大な水の壁
沖合まで流された心細さから、なるべくリーフに近づき、パドル一本で精一杯漕ぎながら、先を目指します。
僕のシーカヤックは、友人に溶接してもらったステンレスのラダー(舵)が付いていたので、片側だけのパドルで漕いでも、まっすぐに進むことは可能でした。
そうして進むうち、なんだかおかしな事に気が付きます。
波が異様に高いのです。
ラジオで、波の高さ6メートルとか聞いてましたが、どう見ても倍は有ります。
もしかして、0メートルを基準に、上に6メートル、下に6メートルとか‥?
って、合計12メートルじゃん!
実際、3~4階くらいある高さのウネリに押し上げられると、向こうのウネリの波高まで、25mプールの長さ以上あります。波の底に落ち込むと、空が狭く感じます。
明らかに、巨大波の海域に、迷い込んでしまいました。
しかも、リーフの外側を迂回しているうちに、いつしか、時々見える陸地が、どんどん遠ざかってしまいました‥。
ヘタをすると潮に流され、西表島はおろか、石垣島にも辿り付けないのではないか。
そんな不安が心をよぎります。
大きな地図で見る
もう、どうしたらいいのか‥、海の中で一人、僕は途方に暮れてしまいました。
後から聞きましたが、南風見岬の沖は、南風の吹く時は地元の漁師は近寄らないそうです。海底の地形の影響で、大波が立つ場所なのだとか‥。
終わりは突然に‥

初めての船なので、そうとう頑丈に作っています。これが沈んだり壊れる可能性は、考えられません。
一緒にいれば、大丈夫! それだけが、心の支えでした。
しかし突然、それは起きました。
今まで、遠くで聞こえていた波の砕ける音が、背後から迫ってきたのです。
シャーッ!
振り返ると、あの巨大なウネリが、僕にかぶさるようにブレイクを初めています。
巻き込まれる!
気づかない間に、岸に寄りすぎていた。
でも、片側だけのパドルで、どうしたら良かったのか‥
後悔とも付かない気持ちがよぎる中、スローモーションで水のかたまりが落ちてきました。
沈む。と、いうこと‥
真っ白な泡の中、僕の身体は横倒しになり、そして逆さまに沈んでいきました。
「大丈夫! この船は不沈艦だから! 」 ‥頼みの綱の、カヌーに祈ります。
でも、願いに反して、水底に向かっていく船体。 ‥なぜ!?
水中でもみくちゃにされ、手の平から、最後のバドルが抜け出て行くのが分かりました。
空気の泡が混ざった水の中では、浮力が発生せず、固形物は沈んでしまうと聞いたことがあります。
あの時、リアルに感じた下降感は、泡のせいだったのか、大波の動きのせいなのか‥。
この時の僕は「まだ生きてる! 」「まだ大丈夫‥」。
そう、心の中で繰り返し続けるのが、やっとでした。
やがて泡が途切れ、うっすらと海底が見え始めます。
無事な自分を認識しましたが、僕らは浮く気配がありません。
と、濁った水中から、ギザギザした海底のサンゴの岩礁が現れ、前から迫ってきました。
とっさに、カヌーから脱出(今度は、すぐに抜けだせました)。
怪我をするか、割れ目に足を挟まれて、動けなくなるか‥。
恐怖を前に、それでも衝撃に備えます。
生還!
その瞬間は、直前まで続いた不運とは対象的に、まさにラッキーでした。
珊瑚礁の不安定な海底の地形と、海流の中。
マリンブーツを履いた僕の足は、偶然、左右とも固い岩を捉えていました。 (サンゴを踏まないくらい、深かったです)
しゃがんで踏ん張ってから、バランスを崩さず伸び上がる事に成功。
カヌーも、海底にぶつかって、向きが変わってくれました。
しかし、水没したカヌーの動きは重く、なかなか浮上してくれません。
息が続きそうにありませんが、命綱であるカヌーを、手放すわけにはいかないのです。
こらえていると、やがて海面が近づいて来ました。
やっと水面に顔を出した後、再び何度か砕ける波に巻かれました。
同時に、波によって陸側へどんどん運ばれて行きます。
海が極端に浅くなっていることが分かったので、できるだけ足を縮めます。
もはや、カヌーにしがみついているのが、精一杯。
そして‥。
ふと気が付くと、静かで暖かな場所にいました。
リーフの内側の海域に入ったのです。
旅の終わり
リーフの中は、まるで天国のように温い海水と、静かな水面でした。
あまり、助かったという実感は有りません‥。
なんていうか、心が疲弊しきって、何も考えられない状態。
もはやバドルが無いので、柄杓代わりの「ハイター」を斜めに切った容器で水を掻いて、陸を目指します。
そこから、砂浜まで、数十分。 いろいろ、後悔の道のりでした。
浜に着いた後、林の中にカヌーを隠し、徒歩でベースキャンプへ‥。
もう、海に出たく無い。
その時の正直な気持ちです。
結局、カヌーを回収しに行ったのは、それから一週間後でした。
そして、その間ずっと熱帯低気圧は停滞を続け、海は長い間、荒れ続けていました。
あの時、鹿川湾に戻っても、もしかするとダメだったかもしれません。
メッセージ
アクシデントとは、最悪のタイミングで、重ねるべくして 重なってやって来るようです。
あと一つ、不運が続いていたなら、僕は還って来れなかった。‥かも知れません。
あの時、ロープが船と繋がってなかったら‥。
あるいは、パドルを両方とも手放してしまってたり、何かに引っ掛けて、身体のどこかを切ってしまっていたら‥。 もしくは、海底に打ち付けられ、カヌーと離れてしまったとしたら‥。
さて‥。
これを読んだ人は、けっして熱帯低気圧の海にカヌーで出て行かないでしょうし、浮き球をコックピットに入れる事も(笑)しないでしょう。
そして、ロープや予備パドルはしっかりと船体に縛るように心がけ、パドルのジョイントが緩くなってないか、予備の食料や水はあるか、出航前に確かめて頂ければ、幸いです。
繰り返します。
最悪の状態の時に、さらに悪いことが重ならないよう、船や装備の状態は常にベストに、荷物もトラブルが起きないよう、しっかりと確認してから海に出てください。
という訳で、僕が死にかけた、ドジなお話でした。
PS:
今回は、危険提唱の意味で、当時の状況を、詳細にレポートしてみました。
‥もし、「俺のほうがもっと死にかけたぜ! 」なんて人がいたら、ぜひ体験談を送ってください。
僕のブログで紹介します。
あるいは、誰か仲間に話して下さい。
素敵な海での事故は、出来る限り、起きてほしくは無いものです‥。
この記事へのコメント
こんにちは。
とっても、面白かったです。
僕も、何度か、死にかけましたが、
流石に、俺のほうがもっと死にかけたぜっていうことは、ありません。
この、ミニ・タイタニック、ミニ・ポセイドン・アドベンチャーを前にしては、
遊びみたいな、もんです。
いや~、楽しい話だった。
とっても、面白かったです。
僕も、何度か、死にかけましたが、
流石に、俺のほうがもっと死にかけたぜっていうことは、ありません。
この、ミニ・タイタニック、ミニ・ポセイドン・アドベンチャーを前にしては、
遊びみたいな、もんです。
いや~、楽しい話だった。
Posted by 横浜のtoshi at 2011年02月16日 06:41
すごかったですね~!よく生還しました。
これって、TVでたまにやってる『奇跡の生還』ってヤツでしょう!
(作品にしたら再現映像難しそう)
『アクシデントが、最悪のタイミングで重ねてやってくる!!』恐い・・・
どんなことでも、最悪の想定をして、対策をしておかねばいけませんね。
これって、TVでたまにやってる『奇跡の生還』ってヤツでしょう!
(作品にしたら再現映像難しそう)
『アクシデントが、最悪のタイミングで重ねてやってくる!!』恐い・・・
どんなことでも、最悪の想定をして、対策をしておかねばいけませんね。
Posted by か~じゅう at 2011年02月16日 12:13
再現ドラマをつくりたいですね
他人事でスミマセンm(_ _)m
お許しばいや~。

他人事でスミマセンm(_ _)m
お許しばいや~。
Posted by 超酒酔人 at 2011年02月16日 16:24
こんにちは。
長田日記のdedeです。
読んでいて興奮しました。
手に汗握るって感じです。
確かに「再現ドラマ」できそうですね。
でも海をなめてはいけないということがよくわかりました。
私も海によく遊びに行きますが気をつけたいと思います。
ためになるお話ありがとうございました。
長田日記のdedeです。
読んでいて興奮しました。
手に汗握るって感じです。
確かに「再現ドラマ」できそうですね。
でも海をなめてはいけないということがよくわかりました。
私も海によく遊びに行きますが気をつけたいと思います。
ためになるお話ありがとうございました。
Posted by dede
at 2011年02月16日 18:31

◇ 横浜のtoshi さん
楽しんで頂けたみたいで、光栄です。
なるべく、シリアスに書いたつもりなんですが‥(笑)。
読み物として、海で遊ぶ多くの人に見てもらえたら、いいかな。
◇ か~じゅう さん
この旅に出る前までは、なんで海で人が死ぬのか、いまいち想像が付きませんでした。
今は、実感として、分かるような気がします。
◇ 超酒酔人 さん
僕の中では、もう再現したくないなぁ。
この出来事を思い出したのも、ほんとうに久しぶりなんですよー。
◇ dede さん
コメントありがとうございます。
> 海をなめてはいけない
まさにその通りです。
この旅の頃の僕は、少し、なめていたのだろうなと思います。
還ってこれて、良かったです。
楽しんで頂けたみたいで、光栄です。
なるべく、シリアスに書いたつもりなんですが‥(笑)。
読み物として、海で遊ぶ多くの人に見てもらえたら、いいかな。
◇ か~じゅう さん
この旅に出る前までは、なんで海で人が死ぬのか、いまいち想像が付きませんでした。
今は、実感として、分かるような気がします。
◇ 超酒酔人 さん
僕の中では、もう再現したくないなぁ。
この出来事を思い出したのも、ほんとうに久しぶりなんですよー。
◇ dede さん
コメントありがとうございます。
> 海をなめてはいけない
まさにその通りです。
この旅の頃の僕は、少し、なめていたのだろうなと思います。
還ってこれて、良かったです。
Posted by IGU
at 2011年02月16日 22:08

こんばんは!
助かって良かったよ!
じゃないと・・「サメ」とか危ないと思う。
ちなみに私は3回ほど・・現場で転落事故起こしてます。
高さは9m→3m→2.5mの順で転落しました。
瀕死こきました・・・。
助かって良かったよ!
じゃないと・・「サメ」とか危ないと思う。
ちなみに私は3回ほど・・現場で転落事故起こしてます。
高さは9m→3m→2.5mの順で転落しました。
瀕死こきました・・・。
Posted by 修繕家(しゅうぜんや)
at 2011年02月16日 23:35

自然は癒しも恐怖も背中合わせです
私も海で過ごす事が多かったので
海の力を少しだけ体験した一人です
IGUさんの精神力・判断力
そして神様が見守ってくれていたんですね
生きるって素晴らしい奇跡かもしれません
私も海で過ごす事が多かったので
海の力を少しだけ体験した一人です
IGUさんの精神力・判断力
そして神様が見守ってくれていたんですね
生きるって素晴らしい奇跡かもしれません
Posted by 革細KERたるはる
at 2011年02月17日 19:43

◇ 修繕家(しゅうぜんや) さん
サメは、西表島のボラ浜の、例のリーフの切れ目の中で、時々見かけましたよー。
ていうか、小さなサメだと、腰くらいの浅瀬にも入ってきます。
友人たちが釣竿を持ってリーフに歩いて行く周りを、サメが回っているのを見て、たまげた覚えがあります。 (僕はその時、沢登りをしてました)
◇ 革細KERたるはる さん
一般的な日本人なので、無神論者ですが、広義な神はいると思います。
しかも、どうやら、心の中にいるようなので、悪いことは出来ません(笑)。
当時は、ひたすら純粋な旅人だったので、バチの当てようも、無かったのかもしれませんね。
生きることの素晴らしさ、意味は、旅人時代から、よく考えるようになりました。
サメは、西表島のボラ浜の、例のリーフの切れ目の中で、時々見かけましたよー。
ていうか、小さなサメだと、腰くらいの浅瀬にも入ってきます。
友人たちが釣竿を持ってリーフに歩いて行く周りを、サメが回っているのを見て、たまげた覚えがあります。 (僕はその時、沢登りをしてました)
◇ 革細KERたるはる さん
一般的な日本人なので、無神論者ですが、広義な神はいると思います。
しかも、どうやら、心の中にいるようなので、悪いことは出来ません(笑)。
当時は、ひたすら純粋な旅人だったので、バチの当てようも、無かったのかもしれませんね。
生きることの素晴らしさ、意味は、旅人時代から、よく考えるようになりました。
Posted by IGU
at 2011年02月17日 21:53

行くべきか、行かざるべきか・・・
まさに生と死の二者択一、怖いですね、怖い、怖い・・・
今では有名なリーフカレント、海を侮る無かれ。
無事に生還されて良かったです。
浮き球よ~
ところで、鹿川のオジイはいましたか?
懐かしい。
まさに生と死の二者択一、怖いですね、怖い、怖い・・・
今では有名なリーフカレント、海を侮る無かれ。
無事に生還されて良かったです。
浮き球よ~
ところで、鹿川のオジイはいましたか?
懐かしい。
Posted by 太朗窯 at 2011年02月18日 10:41
当時、鹿川湾には、僕らキャンパー仲間に知られていないオジイが、ひとりでキャンプしていました。
でもたぶん、「鹿川オジイ」ではなかったと思います。
一晩、語り合い、お酒もゴチになりましたが、食料を分けてくれとは、さすがに言えませんでした‥。
湾の奥を探検したら、洞窟にドアや窓をFRPで取り付けたアジト(廃墟)がありましたが、そこの住人かな?
それとも、網取湾のオジイの事かな? 亡くなった後、一升瓶を供えに行った覚えがあります‥。
でもたぶん、「鹿川オジイ」ではなかったと思います。
一晩、語り合い、お酒もゴチになりましたが、食料を分けてくれとは、さすがに言えませんでした‥。
湾の奥を探検したら、洞窟にドアや窓をFRPで取り付けたアジト(廃墟)がありましたが、そこの住人かな?
それとも、網取湾のオジイの事かな? 亡くなった後、一升瓶を供えに行った覚えがあります‥。
Posted by IGU
at 2011年02月18日 21:17

はじめまして沖縄本島在住、カヤックフィッシングを楽しんでおります。
本島では特に講習会等が行われないまま爆発的にカヤックが流行っております。
非常に参考になりました。
自分にもカヤックを流行らせた責任があるようで(苦笑)
危険提唱の意味で僕のブログで紹介させてくださいませんでしょうか?
本島では特に講習会等が行われないまま爆発的にカヤックが流行っております。
非常に参考になりました。
自分にもカヤックを流行らせた責任があるようで(苦笑)
危険提唱の意味で僕のブログで紹介させてくださいませんでしょうか?
Posted by グッシー at 2011年07月21日 09:27
グッシーさん、今、ブログ見てます。
うーん、日々、楽しそう!
確かに、カヤックを流行らせた、責任が有りそうです!(笑)
紹介等は全然構いません。 僕の未熟な経験が、役に立てれば嬉しいです。
うーん、日々、楽しそう!
確かに、カヤックを流行らせた、責任が有りそうです!(笑)
紹介等は全然構いません。 僕の未熟な経験が、役に立てれば嬉しいです。
Posted by IGU
at 2011年07月21日 20:16

始めましてIGU様。
グッシーさんのサイトからこちらに訪問させて頂きました。
僕はこれからシーカヤックを始めようと鼻息を荒くしていた矢先、
このような恐ろしい事例を聞くことができて、反面教師ですが
とてもありがたいです。
海をなめていると言うつもりは全く有りませんが、
今回の話に身震いする反面、自然には臆病になることの大事さを
感じるばかりです。
またよろしくお願いします。
グッシーさんのサイトからこちらに訪問させて頂きました。
僕はこれからシーカヤックを始めようと鼻息を荒くしていた矢先、
このような恐ろしい事例を聞くことができて、反面教師ですが
とてもありがたいです。
海をなめていると言うつもりは全く有りませんが、
今回の話に身震いする反面、自然には臆病になることの大事さを
感じるばかりです。
またよろしくお願いします。
Posted by ライフ at 2011年07月24日 02:01
ライフさん。
はじめまして。
安全を確保できれば、海はとても楽しいフィールドだと思います。
でも、ほんの些細な‥、 うっかりした事で、命に関わりかねない危険な場所でもあります。
もし、海に出るそれぞれの人が、危険を想定(想像)できれば、事故は減らせると思うんですよ!
なので、恥を承知で記事にしてみました。 (現役では無い、強みです 笑)
でも、そろそろまた、カヌーを始めたくなっている、自分がいます。
はじめまして。
安全を確保できれば、海はとても楽しいフィールドだと思います。
でも、ほんの些細な‥、 うっかりした事で、命に関わりかねない危険な場所でもあります。
もし、海に出るそれぞれの人が、危険を想定(想像)できれば、事故は減らせると思うんですよ!
なので、恥を承知で記事にしてみました。 (現役では無い、強みです 笑)
でも、そろそろまた、カヌーを始めたくなっている、自分がいます。
Posted by IGU
at 2011年07月31日 20:40

はじめまして。
グッシーさんのサイトでこのページを知りました。
海に出て行く時は、本当に冷静な状況判断が必要ですね。
IGUさんの様な体験談は貴重です。
私のブログでも紹介したいのですが、よろしいでしょうか?
グッシーさんのサイトでこのページを知りました。
海に出て行く時は、本当に冷静な状況判断が必要ですね。
IGUさんの様な体験談は貴重です。
私のブログでも紹介したいのですが、よろしいでしょうか?
Posted by ルー at 2011年10月17日 09:51
ルーさん、はじめまして。
コメント、ありがとうございます!
僕のブログは、リンクフリーとしております。 お役に立つようでしたら、ぜひ紹介して下さい。
コメント、ありがとうございます!
僕のブログは、リンクフリーとしております。 お役に立つようでしたら、ぜひ紹介して下さい。
Posted by IGU
at 2011年10月18日 00:30

『カヤック、親子、遭難』(今から13年前、八重山で母子とガイド3名行方不明の記事)で検索しているうちにこのブログを見つけました。
あなた様のブログを読んでいて、とても怖かった…。
生還されて良かったです!
私は登山をしています。
大昔、先輩が「山での遭難死は、悪い事がいくつも重なった時に起こるんだよ」と言ってましたが、海も同じなんですね。
あなた様のブログを読んでいて、とても怖かった…。
生還されて良かったです!
私は登山をしています。
大昔、先輩が「山での遭難死は、悪い事がいくつも重なった時に起こるんだよ」と言ってましたが、海も同じなんですね。
Posted by 春蘭 at 2018年08月08日 21:10
IGUさん、たまたまこちらの記事にたどり着きました。自分も最近は平均すると月1位で沖縄の離島でカヤック&キャンプしています。昨年GWは、石垣島から西表をぐるっと回って石垣に帰ってくるというロングもやりました。ゆえに南風見田のあたりの地形も分りますし、その時とは別に白浜から星砂に移動している中で海が荒れ出して、どうやってリーフ内に入ろうか?と絶望的な気持ちになった経験もあります。食料の問題、水の問題はいつも頭を悩ませますよね。周囲からは荷物持ちすぎ(確かにドローンとかPCとかも持っているのである面では当っていますが)と言われますが、人より体力もある分、食事の量や必要な水分量が多いので、ほんと怖くて多めでないと海に出られません。また西表の西側はほとんど電波も通じないので、あのあたりで長居すると翌日の海況情報もなかなか取りにくく、あの辺りを自分が漕いでいた時にはとにかく先に進みたいと思っていたので、IGUさんが鹿野川から出艇し先に進んだ気持ちもよーく分ります。たまに、あぁ間違ったかな?と海上で思ってしまうこともなくはないですが、最終的には経験や体力で何とかなっちゃっていますよね。もちろん過信は禁物と思いますが。今年のGWは、石垣から波照間にと思っていたのですが、空の天候(やはり青い空のもと島渡りはしたいので)や風、波など考慮して止めました(自分は荷物は多いものの、フォールディングカヤックなので、そのあたりの融通はききやすいです)。8月のお盆あたりに波照間行きは海況・天候次第でトライしたいなとは思っていますが、去年のように台風リスクはあるので、現時点ではなんとも言えませんが、IGUさんは波照間にはカヤックで渡ったことはありますか?
自分はフォールディングカヤックかつ荷物も多いので、石垣からまずは黒島か新城(できたら新城までは行っておいた方がいいですよね)に行き、そこから波照間かなって思っています。フォールディングカヤックだともちろん海況によると思いますが、1日に長くてもせいぜい30キロから35キロ位でみておくようにしています。途中遊びすぎて真っ暗な中漕いだという経験もなくはないのですが、あれは怖いですし、そんなことをやっていたらそのうち大変なことになってしまいますもんね。つい長くなってしまってすいません。
自分はフォールディングカヤックかつ荷物も多いので、石垣からまずは黒島か新城(できたら新城までは行っておいた方がいいですよね)に行き、そこから波照間かなって思っています。フォールディングカヤックだともちろん海況によると思いますが、1日に長くてもせいぜい30キロから35キロ位でみておくようにしています。途中遊びすぎて真っ暗な中漕いだという経験もなくはないのですが、あれは怖いですし、そんなことをやっていたらそのうち大変なことになってしまいますもんね。つい長くなってしまってすいません。
Posted by とむとむ at 2019年06月16日 18:24
お舟「ミニボート」を作るうえで自作サイト巡回してる通りすがりの者です
死にかけた体験談1話が楽しそうだったので2話も読みました
こんなドラマみたいな話がリアルに起こり生還したのは正に奇跡ですね!
不運が沢山重なると自分でも手が付けられないくらい途方に暮れてしまう一瞬
どうするか一瞬の決断が生死を分ける場面はなかなか迫力がありました。
こういう生死を分ける重要な局面で普通の人はパニックを起こして溺れ死ぬと
思うので緊急時でも冷静に対応するIGUさんレスキュー隊とか向いてそうですね。私もここの話を経験に安全装備は常に万全にしようと思いました。
よくしつこくライフジャケットは?救命具は?バケツやパドルは?って話が
あちこちにあって人によってはめんどくさがるかもしれないけどそれは
自分の命が係わるからの善意の注意なのがよくわかります。
こちらは北海道なので基本海は荒れ気味な感じです、それではまたどこかでー
死にかけた体験談1話が楽しそうだったので2話も読みました
こんなドラマみたいな話がリアルに起こり生還したのは正に奇跡ですね!
不運が沢山重なると自分でも手が付けられないくらい途方に暮れてしまう一瞬
どうするか一瞬の決断が生死を分ける場面はなかなか迫力がありました。
こういう生死を分ける重要な局面で普通の人はパニックを起こして溺れ死ぬと
思うので緊急時でも冷静に対応するIGUさんレスキュー隊とか向いてそうですね。私もここの話を経験に安全装備は常に万全にしようと思いました。
よくしつこくライフジャケットは?救命具は?バケツやパドルは?って話が
あちこちにあって人によってはめんどくさがるかもしれないけどそれは
自分の命が係わるからの善意の注意なのがよくわかります。
こちらは北海道なので基本海は荒れ気味な感じです、それではまたどこかでー
Posted by †愛天使猫姫† at 2020年05月05日 21:10
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。