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2009年05月08日

超小型PCの車載化-その3

超小型PCの車載化-その3
…今回は取り付け場所と方法を考えてみた。

まずはS-MXのダッシュボードを分解。
どの程度スペースの余裕があるかの確認だ。
超小型PCの車載化-その3超小型PCの車載化-その3
▲左、現在の状態。上の段のデッキは壊れたカーナビ。右、取り外した所。中のスペースは狭い。

多くのカーオーディオは、 DIN というドイツの工業規格(Deutsche Industrie-Nom)に沿ってサイズが決まっている。1DINとは、縦が50mm、横が180mmだ。

対して、工人舎の小型PC、SC3KX06GS の横幅は190mm。残念ながら1センチ大きい。

超小型PCの車載化-その3超小型PCの車載化-その3
▲左、モニターを裏返しにすると、ちょうど収まりそうだけど、幅が僅かに大きい。右、回転させると収まりそう。

最初は、SC3KX06GS を改造するのがもったいないので、そのままダッシュボードにはめ込む事も考えていた。
でも、そうすると車体側の取り付け部を加工して広げる必要がある。

SC3KX06GS を分解・加工して、キーボードやモニターのコードを延長してしまえば、90度回転させて、1DIN サイズに収める事はできそうだ。ただ、2度と元のPCの姿には戻せないし、加工も難しそう。
また、取り付け部分の奥行きが 190mm 以上必要になる。
反面、もし、工人舎のSC3KX06GS が壊れてしまったとしても、適当なネットブックに換装する事は簡単だろう。
パソコンの車載は環境条件が厳しいし、壊れる事も考えておかないと…。

ちなみに同じ工人舎の7インチタッチパネルPC「SA5ST08A」が、最近値下がっているみたい。
 21,780円 →  http://item.rakuten.co.jp/n-pal2/4560298372693/
 19,800円 →  http://www.nisshinpal.jp/shopdetail/628001000006/
(5月8日現在)

ところで、僕の型のS-MXは、構造的に1DIN サイズのデッキ1台か、2DINの専用ナビしか付けられない。
車体のフレームがオーディオスペースのすぐ下を通っているので、デッキが干渉してしまうんだ。

超小型PCの車載化-その3超小型PCの車載化-その3
▲自作したラック。車体のフレームを避けるため、デッキを傾けて取り付けている。

…だいぶ昔の事だけど、ナビを付けたかった僕は、ラックを自作して無理矢理 1DIN デッキを2台押し込んでしまった。
そのときの記憶があるので、真っ先にスペースの心配をしたわけ。

ちなみに、このラック。10mm 厚の MDF 板をくり抜いてベースを作り、1mm 厚のアルミ板で取り付けステーを作ってある。小物入れも 4.5mm のMDFを使用。
表面はプラ版に化粧用カーボン・シートを貼った簡単な仕上げ。
もう作って6年以上になるけど、今のところガタつきは無い。

車体側のスペースは、想像通り厳しいけど、何とかなりそう。

●車載のイメージ作り
僕は物を作るとき、まず頭の中でシミュレーションする。
実際と同じ手順で加工や取り付け、色塗りなんかの作業工程を、事細かにイメージしてみるんだ。

仕事でも、そう。
(昔、コンベンションセンターとかで5~6,000万円規模のイベント事務局をやって鍛えられた…)

でも、はたから見たら、ボーッとしているように見えるんだろうな。


で、イメージが固まってきたので、写真を加工してみた。

前面にタッチパッドとUSB、SDカードリーダーを付けたら便利そう。
で、タッチパネルを跳ね上げると、キーボードが収納できる仕様を考えている。

超小型PCの車載化-その3

   超小型PCの車載化-その1 「 工人舎 SC3KX06GS を衝動買い」
   超小型PCの車載化-その2 「 SC3KX06GS のレビュー」
→  超小型PCの車載化-その3 「 ホンダS-MXへの取り付け場所」
   超小型PCの車載化-その4 「フレキシブルケーブルの延長」







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Posted by IGU at 21:16│Comments(0)PC関連
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