昨日の
100円電気ストーブに引き続き、年末の大掃除で見つけた写真から、今回は「電気オーブン」のご紹介です。
今は判りませんが、秘境・西表島の、僕がいた集落には、当時、ベーカリー(パン屋さん)はありませんでした。
ていうか、集落に一つしか無い共同売店が、生活物資の購入先の全てです。
住んでいた工場の寮には、女の子たちもいましたが、いろいろと食べ物に不満を持っていたようです。
ある時、
100円電気ストーブを見た女の子から、オーブンを作れないか相談を受けました。
で、彼女のリクエストで作ったのが、写真のオーブンです。
注:100Vの電源で発熱体を扱う工作です。発火・感電等の恐れもありますので、十分なスキルがある人以外は行わないで下さいね。
構造は、電気ストーブとほとんど一緒。
寮の厨房の裏で拾った、4リットルのサラダオイルの缶がベース。
サイド部分を切り取って、別の缶から切り出した鉄板で開け閉めできるフタと、中の皿を作ります。
上下にニクロム線を配し、足を付けたら完成です!
チープな作りですが、僕だってお金と材料があれば、いくらでも立派な物が作れます。
秘境と言われる西表島で、何もない中で作った価値があるから、紹介しているわけで…。
(でも、チープだなぁ 笑)
ちなみに、これで焼いたパンの写真が、これ↓。 ホントに焼けたんですねぇ。
お礼のお裾分けは、とても美味しかったです。
予想もしてなかった、成果の報酬!
あぁ、まさに、都会の味。
…理解できないと思うけど、僕もあの感動は、伝えきれないんです…。