「もしも、これを直せるんだったら、いろいろ頼みたい。」
そんな嬉しい話を頂いて、新しいジャンルのモノの修理にチャレンジしてみた。
今回は美術品、という分野。
TVのなんでも鑑定団とか見ていると、どんなに価値がある美術品でも、汚れや傷で、その価値は大幅に下がってしまうようだ。
でも、適切な補修がしてあると、古いモノでも、それなりの価値を保つ事はできる。
なにより、美術品は思い入れの世界なので、その価値の判断基準は、オーナーによる所が大きい。
前に直したランプ「
色の道 大理石ランプの復元修理」は、オーナーの思い入れを汲んで、できる限りの補修をしたものだけど、結果として、その後のいい営業ツールになっている。
今回の絵画彫刻は、テスト施工扱い。本命は、様々な彫刻の補修だ。
手を抜く技術は僕には無いので(笑)しっかりと直してみた。
まずは、裏側から割れた部分をFRPで補強。
そしてパテ埋め、研磨、色塗り、仕上げ。
今回の作業が、何かに似ているなぁ、と思ったら、車の板金修理!
そういえば、昔、友人の車のドアに開いた穴を修理してあげた事があった。(前輪で踏んだ鉄板がボディに刺さったらしい)
その車は、すぐ後に売却したんだけど、査定で判らなかったよー(笑)と言ってたっけ。
昔の経験って、思わぬ所で役に立つものですねー。
← 幅1メートル以上。けっこう巨大絵画です。