生活に便利なレトルト食品や、様々なパック商品。
小分けにされていて、いつでも新鮮な食材を扱える、便利な技術です。
でも、もうちょっと少量の小分けがあったら‥。 そー思うことって、有りませんか?
僕は時々、レトルトを自分で溶着して再分割し、保存して使っています。
←
写真:100gのピザソースを、2つに分割保存。
‥例えば、ピザソースや、溶けるチーズ、パスタ・ソースなど、一回で使い切れなかった場合‥。
パック商品は、いったん封を開けると、「保存性」は著しく低下してしまうのが、難点。 前に、ピザを焼こうとして、ソースにカビが生えていて、泣く泣くあきらめた事も‥。
今回紹介する方法なら、そ~言った心配も解決。 画期的です!!
レトルトのパックは、自分で再分割できちゃう!
パック詰めされた食品は、殺菌などの設備の整った工場で製造されています。
素人や家庭では、保存食作りは、なかなか難しいジャンルです。
(瓶詰めなどの方法は有りますが‥ →
梅ジャム、成功!)
でも、レトルトの封を切る前なら、小分けにする事が可能なんです。
つまり、封印されたレトルトのパックを、殺菌状態のまま分割しちゃうのが、今回の方法。
再分割したレトルトの数々。 一回分の容量に小分けし直しています。
必要なのは、ハンダゴテと、セロテープ
▲左:ハンダゴテ (LEDを付ける改造をしています) / 右:セロテープ。
用意するのは、ハンダゴテ(最近は100均でも売ってます 20W程度でOK)、適当な木片、ステンレスの定規、そしてセロハンテープです。
ハンダゴテは、ハンダと呼ばれる合金を溶かして、電子パーツをくっ付けるための工具です。 先端が高温になるので、取り扱いには、注意!
セロハンテープは、最近はお店で見かけませんが、机の中を探すと、茶色く変色したのが有りませんか?
実はこのセロハン、耐熱温度がかなり高く、ハンダゴテの熱にも簡単には溶けません。
このセロハンで保護しつつ、レトルト食品のパックを溶かして、裏表をくっ付けてしまうのが今回の作戦です。
うまく同量に分けるのが、難しかったりして‥
▲左:中央にセロテープを張ったパックを、木片の上に置きます。 / 右:ハンダゴテで溶かしていきます。
まずは、レトルトのパックの、中央部分にセロテープを張ります。 シワにならないよう、スキマができ無いよう、キレイに! 内部の固形物も、溶着する箇所から、追い出しておきます。
適当な木片の上に分割する部分を乗せたら、定規を押し当てて、熱したハンダゴテを滑らせます。
この時、パックを完全に溶かしてしまうつもりで、時間を掛けてやります。
PS:後日、ちょっとした工具を自作して、もっと手軽に分割できる、改訂版の方法を記事にしてみました。
→
パック食品を分割保存する方法