キッチンの灯りを高演色タイプに交換してみた!

IGU

2010年09月05日 22:35



僕は「色」というモノに対して、とても強い関心を持っている。

「調色」と言って、数種類の基本色から、対象とまったく同じ色・ツヤ・明度をリアルに作り出す「職人」であったりもします。 → 工事現場 関連 

もちろん、ホームページの製作でも、色はとっても大切‥。(最近、仕事はWEB職人オンリーです)

そんなわけで、常に正しい色を見れるようにしたい! という欲求が人一倍、強いみたい。
よく、料理の写真も撮るので、キッチンの照明を、高演色蛍光灯に変えてみることにしました。


蛍光灯は、今時の建物らしく、HF管(高周波点灯タイプ)。

このタイプの高演色蛍光灯は見つけられなかったので(※注1)、少し悩んだけど、wikipediaの記事を見ると「ラピッドスタート管」だったら流用できる。 ‥とのことなので、高演色タイプの40Wの蛍光灯を取り寄せてみた。
アマゾン:パナソニック 40形高演色性 直管蛍光灯

32Wと40Wの違いはあるけど、経験上、大きい分には大丈夫なハズ。
→ 電球型用インバーターで直管型蛍光灯を点灯(色の道~ Ⅴ)

(で、こうなりました。→ 箱に入っていた巨大プチプチ

さっそく、パルック管を取り外し、新しい高演色蛍光管を取り付けてみると、白色なんだけど、かすかに赤っぽく温かい光。
前に作った「簡易分光器」で撮影してみると、あきらかに光のスペクトルが違うのが観察できます。



もっとも、残念ながら明るさは大幅ダウン。
照度計で見ると、(1m離れた所で)パルック管:550ルクス。高演色蛍光管:350ルクス。という結果になってしまった。(明るさは、通常の蛍光灯の6割~程度と言われています。)

  
▲左:パルック管は約550ルクス。パナソニック高演色管は350ルクス。右:きっかり1mの位置で測定。

ただし、この照度低下を差し引いても、「色」の面では大きな違いがあったのは事実。
次回は、今回の蛍光灯の交換で解った、「色の違い」について、レポートしてみたいと思います。

その「高演色ぶり」。きっと驚くと思いますよ。

高演色蛍光灯で、見え方はどう違うのか? (色の道Ⅶ)


※注1:後日、Hf直管蛍光灯の高演色タイプが販売されているのを発見!
 ⇒ Hf直管蛍光灯 演色AAA

PS:「ナショナル」ってブランド、そう言えば無くなったんですね。
松下、社名を「パナソニック」に変更、「ナショナル」ブランドは廃止

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