先日買ったiPhoneは、パソコンのUSB端子から充電できます。
見回してみると、卓上扇風機やライト、ホットウォーマーや加湿器など、最近はUSBから電源供給を受けて働く機器が増えてきたような気がします。
こうなって来ると、USBって、まるで家庭のコンセントみたい。
今やUSB端子は「
5ボルトのコンセント」として、気軽に使えちゃう共通のインフラと化して来ています。
今回は、そんなUSBから5ボルトの電源を取る、自作機器用の工作方法です。
USBの規格
USB端子は、5ボルト500ミリアンペアの電力を供給できるよう、規格で決まっています。
5V×0.5A=2.5W ‥計算すると、一個あたり2.5ワットとなります。
電力を必要とするUSB機器では、写真(ハードディスク)のようにUSBを2ポート使って電源を確保するタイプもあります。
本来は、接続した電子機器を動かすために使われる出力ですが、規定の電力以下なら単に「5ボルトの電源」として、様々な目的に使用できます。
USBには(通信速度によって)いくつかの規格がありますが、電圧が5ボルトというのは共通です。
余ったUSBケーブルで簡単DIY
USBケーブルを切断してみると解りますが、内部は4本の細い電線が通っているだけ。
(シールドといって、金属メッシュ等でまわりをカバーされているタイプもあります)
4本のうち、2本が「0ボルト」と「5ボルト」。残りの2本がデータ用の配線となります。
一般的に、黒はアース(マイナス)側。赤は電源のプラス側。‥という例が多いのですが、安い輸入品の場合はルールが違う可能性もあるので、念のためにテスター等で調べた方が無難。
端子の正面から見て、それぞれ写真のような配置で電圧がかかっています。
5ボルトを活用!
ちょっと、部屋の中で5ボルトで働くパーツを探してみました。
左から、フルカラーRGB自動点滅LED /
去年、改造したミニ・クリスマスツリー /
USB直差し化したマイコン「Arduino(アルデュイーノ)」
今後、いろいろ5ボルトの工作を予定しているので、まずは基本の情報でした。
最後に一応、お約束を書いておきます。
※注:配線をショートさせる等、ほんの一瞬のミスでもPCのマザーボード等にダメージを与える可能性があります。経験やスキルが無い方、テスターを持っていない方にはお勧めしません。また、内容を真似た結果の事故等について、当方は一切関知しません。