ダイロンで作業服を染めてみた!

IGU

2015年09月29日 18:42










僕は普段、作業着で仕事してます。

補修屋という特殊な職種で、呼ばれて高級ホテルや家具のショールームでの作業も多いし、個人宅や女性の部屋に行くことも有り、なるべくキレイな格好を心がけてます。

そんな中、ふと、スペシャルな職人っぽい(?)作業服を作ってみようと思い立ちました。
イメージは、DYI雑誌等に出て来るモデルが着ている、ペインターパンツみたいなー(笑)。

1万円くらい出せば、きっと、カッコいいのが買えるんだろーけど‥。
でも、作る人としては、そこは自分でやらないと面白く無いです。

そこで、普通の作業服を染めてSPL化することにしました。

用意したのは、ダイロンの「プレミアムダイ」。
一袋でTシャツ2枚。布を約250g染められる製品です。

作業服は、木綿100%の製品を準備。 (別色で試した事が有りますが、ナイロンなどの化繊は、ほとんど染まりません)

プレミアムダイは、ダークグリーン5袋と、ベルベットブラック1袋を購入。
「緑黒く」染めたいので、ダークグリーン1袋(50g)に、ブラックを10グラム混ぜて色を作ってみます。


染める対象の作業ズボンは、1枚約300g。

大鍋で、ダイロン1袋でズボン2本を染めてみました。
(染められる容量を完全にオーバーですが‥)

以下、写真にて。

ダイロン1袋に対して、塩を250g使います。

30cmの大鍋のお湯に、塩をシッカリ溶かします。




ダイロンを500ccのお湯で溶かします。
先にお湯を張って、全体に粉を回し掛けた方が、溶けるのが早いようです。

完全に溶けたら、大鍋に投入。




染めムラを無くすため、一度洗った作業服を投入。

最初の15分は、何度も何度も撹拌したり持ち上げたりして、染料を全体に馴染ませます。 (ここ大事!)






作業服全体が染料液に浸かるように、適当なお皿をフタ代わりにして、45分、待機。
その後、洗濯して干せば、完成です!




染めてみて判りましたが、仕上がりは、最初の色にかなり影響されます。

今回、薄い緑の作業服と、ベージュの2種類を染めましたが、仕上がりはかなり差が有りました。
薄い方(ベージュ・ベース)は、もう一度、同じ条件で染めなおしています。

また、作業環境は、染料の液が跳ねても問題ない、ステンレスのシンク等が良いでしょう。 流し台の扉や床のフローリングに染料が付くと、落とすのは難儀します。 
手袋は、手を染めないために必須です。 2重にしたほうが良いくらい、浸透しやすいです。
← 写真:白い扉に付いた染料をシンナーで除去。




最終的に、6本のパンツを染め上げました。
この秋、かしこまった場所には、この作業服で出かける予定です。




 

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