パソコンのキーボードの掃除などで重宝するエアーダスター缶。
こいつで塗装用のエアブラシを吹ける事が分かったので、報告です。
僕の愛用している小さな塗装用のエアブラシ。 模型用ですが改造(口径拡大)して仕事の補修工事にも活躍しています。
普段はミニコンプレッサーを使用しているのですが、電源が無い場所や移動しながら何箇所も塗装する時など、タミヤのエア-カンが便利。
しかし、タミヤのエアーカン。 模型店に行かないと売ってないので仕事中にガスが切れたらアウトです。
Amazonでも550円くらいしますし‥。
もっと入手しやすいガスは無いかな-。と考えていたら、エアーダスターを思い出しました。
エアーダスターなら、どこのホームセンターでも売ってて入手が簡単! 1缶300円位。
問題は接続アダプターですが、試しに手持ちのガスバーナーを取り付けると、シューシューとガスの吹き出をオンオフできます。 よっしゃ!
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左:ボンベの取り付け部の形状。左からブタンガス、エアダスター、タミヤのエアーカン。 / 右:ペンチでバーナーとアダプターを分離。
いろいろなタイプのガスバーナーが有りますが、エアダスターに取り付けられるのは、写真のように取り付け部分の大きなダイヤルが回せるタイプのバーナーのみです。
エアダスターとガスボンベの取り付け部形状は全然違いますが、このタイプはナゼか接続可能なんです。
注:今回のエアダスターのガスは可燃性です。 (燃焼はしませんでした)
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左:買ってきた1/8サイズの継ぎ手。 / 中:樹脂と密着するようにヤスリでネジ部を加工。
ガスバーナーを分解し、バーナー付け根と互換のネジをホームセンターで探しましたが、どうやら特殊なサイズらしく入手出来ませんでした。
そこで、エアツールで一般的な1/8サイズの継ぎ手を買ってきて、バーナー取り付け部に樹脂で接着。 チカラ技です(笑。
なお、こういった作業には、FRP樹脂がお勧め。 手軽なエポキシパテだと、カチカチに固まるタイプは少ないようです。
⇒
「レジン」の代用に! 不飽和ポリエステル樹脂の まとめ。
最初にバーナーの雌ネジ側に離型剤を塗っておくと、硬化後に取外せるので安心。(エア通路に楊枝でフタ推奨)
いったん離型してエアの通路を確認し、シリコンコーキングを使って継ぎ手を再び取り付けて、完成!
翌日、さっそくお仕事で、実戦投入!
ツマミでガスの吹き出しを調整し、エアブラシのレバーを引くと、普通に塗装できちゃいました!
しばらく使っていると、さすがに圧は落ちていきますが、これはタミヤのエアーカンでも一緒。 十分に実用になります。
というわけで、接続用のガスバーナー購入に1,000円ちょっとかかりますが、比較的カンタンに入手できるエアダスターで、エアブラシが使えちゃったというお話し。
仕事に使うツールの場合、消耗品の入手性は重要です。
これからのお仕事、かなり便利になるなーと‥。
そうそう、普通のガスボンベが使えるかもってのは、内緒です。
地球温暖化につながるので、絶対に止めておきましょうね!
ちな、人力でエアブラシを使う方法を過去にアップしてますのでご参考まで。
⇒
エアブラシ用、激安手動コンプレッサー! を思い付いた。