コンプレッサーの圧力スイッチの修理! (1,中国から部品を個人輸入 編)

IGU

2017年10月23日 18:32



仕事で愛用しているエアブラシ用の小型静音コンプレッサー。
ここ最近調子が悪くなってきました。

電源を入れても、すぐに回らないし、回り始める時にガクガク揺れるし、時には起動しない時も‥。
作業中だと、かなりのストレスです。

もう寿命かな~。

このタイプのコンプレッサーは、だいたい1年くらいで調子悪くなるので、何度か買い替えています。
ただ最近は、通販でも入手が難しくなって来ました。モノ自体が出回ってないのです。

不調の原因はすぐに判りました。モーター起動/停止時の一瞬前、コンプレッサーのシリンダーヘッドに付いてるスイッチが「カチッ」と鳴るんです。そのタイミングがおかしいなと‥。

こういう時は、とりあえず分解して原因究明です。
スイッチをグラインダーで削って中を覗いてみました。 (別に数台の予備コンプレッサー有り)


左:圧力スイッチの部品。 / 右:グラインダーで削った状態。


この指先ほどのサイズのパーツは、「圧力スイッチ」と呼ばれる品です。
交換部品を探しましたが、日本の通販サイト、どこを探しても売ってません。

原産国の中国だったら10円程度のはずなのに、なんで日本では売ってないんだー!

と、Twitterでグチったら、すぐにリプ(返信)が来ました。
「Aliexpressで買えますよ」

ブログと違って、近い趣味の人がリアルタイムで繋がっているSNS、Twitterの強みですね。(僕は何度も皆に助けられてます。ありがとー!)


中国から圧力スイッチを個人輸入



Twitterのリプを受けて「Aliexpress」を探してパーツ検索してみると、有るある!

日本では見つからなかった「圧力スイッチ」の単品パーツがゴロゴロしています。

しかも安価。国際郵便で日本にも発送してくれます。 知らなかった世界!!

単価は一個あたり送料込みで数百円程度。(さすがに10円ではなかった‥)



さて通販では、個人情報が必要です。

メアド、クレカ、自宅住所、氏名、電話番号。

幸い僕はレンタルサーバーを借りているのでメアドは自由に発行できます。
Aliexpress受信専用のメールアカウントを作り、普段使っているメアドに転送設定。
もしスパムメールが多発するようならアカウントを消せばOK!
(Gメールでもサブアカウントで同じような事ができるそうです)

・クレジットカードは、Vプリカというチャージ型を用意。

・自宅住所は隠しようが無いので、そのまま。

・氏名も、そのまま?。
(‥Vプリカの名前欄はニックネームが使えるので、自分の名に似たスペルのアルファベットを使うことは可能ですねー)

・電話番号は、キャリアメールの維持用に持っているガラケーの番号を記載。 (月額100円の留守番電話、LaLaコールに転送)
⇒ 格安SIMでキャリアメールを使う! 設定方法。 SH-06G/mineo編!!(2016)

念には念を入れ、最低限のリクスで個人輸入に挑みます。

※注:Aliexpressに関しては、登録後5ヶ月経ってますが、他サイトからのスパムは一切来てません。 その後も5点ほど別な注文をしてますがトラブル無しです。


Aliexpressの操作感は、Amazonと大して変わりません。
買い物かごに商品を入れて、個人情報を入力して決済。すぐに確認メールが届き、発送の連絡が来ました。

商品が届いたのは、沖縄で7日後。‥いつの間にかポストに投函されてました。
一応、国際郵便の追跡サイトも見れましたが、発送翌日に中国内の通関に届いた後は、最後まで更新なしでした。

というわけで、届いた圧力スイッチがこちら。


4個ともチェックしましたが、全て問題なし。ダメになったコンプレッサーに取り付けると、新品の使用感が蘇りました。
もう寿命だ‥と思ってた、使い慣れた工具が復活したのは、かなり嬉しい事件です。


圧力スイッチを交換して再生したコンプレッサー2機。

後から調子に乗って、小型コンプレッサーもAliexpressで探してみましたが、電源電圧が220Vの中国向け製品ばかりで、日本用の100Vタイプは見つけられなかったです。残念。(アメリカ用115Vは少数有り)
(ちな、AmazonでDIY用コンプレッサーを検索・比較すると、同じような外観で半分くらいの出力の機種を見かけます。もしかすると、中国向け220Vのステッカー張替えかも知れません。怖い怖い!)

というわけで、汎用パーツを探すのにAliexpressは使えるぞ! というお話。
(明らかなコピー商品はダメですよー)


次回は圧力スイッチよりも使いやすい制御方法を目指して、圧力弁を手作りしてみたお話です。


 

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