作ってみなきゃ、わからない!! (アルミ板カット機)

IGU

2013年04月22日 22:27



お仕事で、大量の細長いアルミ板が必要になりました。

アルミは、厚さ1mm程度までなら、カッターでカンタンに切れますが‥
 ⇒ アルミ板の切り方

それが、大量となると話は別‥。

一回のカットにつき、力を入れて10回~はカッターを扱うので、怪我が心配。
っていうか、やがて絶対に左手の指を切りそう!


で、いろいろ頭の中でシミュレートしながら、専用アルミ板カッターを作ってみました。
(忙しい時ほど、現実逃避でくだらないものを作りたくなります‥笑)



▲左:レールを押し当てながら、指定サイズに切っていく構造。 / 右:ガイドで刃を一定の位置にキープ。

作り終わって、さっそく実戦投入。
でも、2~3枚なら問題無いのですが、たくさん切っていくと、あるトラブルが発生。

自分の切り方の癖なのか、真ん中が大きめにカットされ、だんだん切り口が湾曲(わんきょく)していくのです。

簡単に言うと、1枚で0.05mmの誤差が、10枚だと0.5mmになるという‥。

ダメだ、こりゃ!



気を取り直して、シンプルに単純にと考えたのが、第2号アルミ板カッター。

雑な作りですが、これなら何枚切っても誤差は無し。
軽い力で抑えられるので(台座表面に薄い滑り止めシートを接着)次々とアルミ板を切って行けます。



いま、冷静に思えば、1号機の問題点は明らかですが、何かを作るのに(この時はアルミカッター)夢中になっている時って、意外と間違いに気が付かないものなんですねー。

というわけで、作ってみなきゃ、わからない! というお話し。

昔のことわざに置き換えると、「机上の空論」あたりが近いかなぁ。


という訳で、頭のなかでごちゃごちゃ考えるより、まずは手を動かそう!
そして、思考はなるべくシンプルに!

そんな事に、改めて気が付いた一日でした。


参考データ
製作時間 : 1号機、2日 / 2号機、10分(笑)


 

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