製氷皿が、樹脂や塗料の混合・調色に便利な件

IGU

2012年02月19日 19:22




今回も、マニアックなネタ。

僕はよく、樹脂(プラスチックの一種)で、小物パーツを作ります。

使うのはFRP用の不飽和ポリエステル樹脂が多く、次にエポキシやシリコンゴム系‥。
 → 「レジン」の代用に! 不飽和ポリエステル樹脂の まとめ。

樹脂を扱う作業中は、とてもベトベトするので、使い捨ての容器が重宝します。
そのためのツールとして、ここ数年、一番便利に使っているのが、製氷皿(アイストレー)。
カッターで分割すると、ちょうど良い分量を混ぜられる、カップとなります。


工作時は、この容器の中で樹脂を調色したり、硬化剤と混ぜてから、型に流し込むってわけ。
着色は、絵の具でOK(詳細は上記リンク先にて)。 僕はわずかに黒を混ぜた、グラファイトカラーが最近のお気に入りです。




▲左:柔らかアイストレー / 右:注射器で容量を計測。 それぞれ、20cc 10cc。

アイストレーは様々なサイズが有りますが、使いやすいのは、ダイソーの「やわらかアイストレー24個取り」と、同14個タイプ。
とても柔らかく、固まった樹脂を取り出しやすいうえ、樹脂がくっつかない素材なので掃除も楽。 数回は使いまわせます。
価格は100円なので、換算すると、24個タイプ(容量、約10cc)で1個4円程度。 14個タイプ(容量、約20cc)だと、約7円。

硬化剤は、10ccの容器なら、5~10滴程度でしょうか。
→ 硬化剤 …その一滴の重さ


‥んと、書いてて思いますが、ホントに、どうでもいいようなマニアックな情報ですねー(笑)。


ちなみに、不飽和ポリエステル樹脂は、いつもFRP-ZONEさんから取り寄せています。
(代表は安谷屋さん。 何度か電話で話したことが有りますが、いつも親切に指導してくれます。 僕の事は覚えて無いと思いますが‥)

お勧めの樹脂は、成形一般積層用ポリエステル樹脂(1Kg:1,260円 硬化開始は10分~程度。かすかに黒ずんでます。着色前提なら問題無し) or サーフボード用ハイクリアレジン(500g:1,155円 完全透明。数分で硬化が始まります)。
 注:2012年2月現在の価格

10cc使ったとしたら、それぞれ13円~23円程度となります。




次に、もう少し大容量が必要な時に便利な容器が、紙コップ(小:50cc / 中:150cc)。 これも使い捨てにできます。 その他、身の回りを探してみると、スプレー容器のキャップや、切ったアルミ缶など、利用できる容器はたくさん見つかります。

でも、同じ容量の使い捨て容器が簡単にたくさん得られるアイストレーは、中でも一番使い勝手が良いんです。

というわけで今回は、僕のお気に入りの、使い捨て容器のお話しでした。


 ↓ ちなみに、アイストレー容器を型枠がわりに使うと、こんな工作も可能です。


樹脂製の、ボールジョイント。 詳細は、後日!

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