ホテル・ベッドの修理!

IGU

2011年06月25日 21:27

とある、高級ホテルから、ベッドの修理を頼まれました。


▲破損したベッドのフレーム(左側)と、補修用の木材。

最近、こまごまと、いろいろなジャンルの補修が増えています。
もともと雑誌屋の僕は、短期間で情報を仕入れ、アウトプットするのが得意技。

それを応用して、作ったり、直したり、工具を工夫したり‥。
一つ一つが、とっても勉強になるし、面白いです。 (ブログのネタに困らないのも、有りがたい‥。笑)

そうやって、自分の手を通して分かったことを、いろいろ公開して行きましょうね。


というわけで、今回は木製のベッドを修理したお話。。


作業自体は単純!
同程度の強度の材木を、同じ形状に加工して、入れ替えるだけ。


‥でもね、これが意外と簡単ではなかったんです。

問題は、素材と納期。
今回は2日で納品! という急なスケジュールでした‥。 (僕には他の仕事もあります)


▲左:杉一等の乾燥した芯持ち材。 / 右:自宅のボール盤でパーツを加工。

ちょうど、沖縄の梅雨の時期だったのですが、乾燥した材木をなんとか見つけ、寸法を合わせて製材してもらいました。
(木材は湿っていると、塗装しても後からトラブルが出るし、寸法も変化する心配があります‥)

同じく乾燥材で、同寸法で作った各種パーツを取り付け、塗装して、大急ぎでパーツを完成!




オリジナルのベッドは、ホゾでフレームに組み合わせる方式でしたが、ボンドが固着&破損していたので、ステンレス金具で組む方法に変更。 強度は、同じくらいかな?

冷房の無いホテルの備品室で、汗だくになりながらベッドを組み上げ、検品・納品!

っという話が、だいたい一ヶ月前くらいにありました。


今や、夏本番の沖縄。

あのベッドには、すでに大勢の観光客さんたちが、ぐっすりと休んでいるんだろうな‥。

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