最近のLEDはどんどん進化して、効率が良くなっています。
例えば、2007年に買った手元にある1W(ワット)のLEDのデータを見ると、白色タイプで約40ルーメン弱(品番「LXHL-DW01」)。
で、
つい最近買った高効率パワーLED、「NCSW119T」のデータは120~130ルーメン。
たった3年で3倍くらいに明るくなっている事が分かります。
今回は、2年前から使っている懐中電灯(以下、LEDライト)のLEDを、交換してみました。
ライトは良く使う物なので、同じ消費電流で(電池の持ち時間も)明るくなったら、嬉しい話ですね。
まずは、LEDライトをバラしていきます。
中身のパーツは、インバーターで昇圧して点灯させるシンプルな構成。
ちなみに、白色LEDは、だいたい3.6ボルトでドライブさせるので、乾電池2本の場合は電圧を上げてやる必要があります。(赤や黄は1.8V)
そのための昇圧回路はモジュール化され、
市販もされています。
(パワーLEDとモジュールがあれば、普通のマグライトを最新のLED式に改造するのも可能ですね。)
LEDの交換、加工
さて、分解したLEDライトのパーツから、ハンダを溶かして古いLEDを取り外してみます。
裏を見ると品番はLuxeonの「LXHL MWEC」。ネットで調べてみると45ルーメンタイプのようです。
次に、サイズを測ってみます。
取り出したLEDは、筐体に収まるよう、外周を切り取られて少し小さなサイズになっていました。
新しいLEDも、同じように削って行きましょう。
後から気が付いたのですが、LED放熱板の表面にコーティングしてある絶縁体は、とても脆いようです。(グラインダーでも、パリパリと一部が欠けてしまいました。)
ニッパやBCWカッターを使うと、ベースのアルミが歪んで、剥離してしまう恐れがあります。
ここはヤスリを使用した方が安心。
いつもの膝乗せグラインダーを使いましたが、アルミは熱を伝えやすく、すぐ指をヤケドしそうになります(ステンレスだったら、しばらく大丈夫)。
お皿に水を張って、冷やしながら(LEDを塗らさないよう)カットしましたが、だったら手持ちヤスリで削った方が良かったような…(笑)。
▲ベースの厚みは両方とも1.5mmですが、エミッターの高さは、全然違います。