懐中電灯のLEDを最新型に交換してみた

IGU

2010年07月23日 23:59



最近のLEDはどんどん進化して、効率が良くなっています。

例えば、2007年に買った手元にある1W(ワット)のLEDのデータを見ると、白色タイプで約40ルーメン弱(品番「LXHL-DW01」)。

で、つい最近買った高効率パワーLED、「NCSW119T」のデータは120~130ルーメン。

たった3年で3倍くらいに明るくなっている事が分かります。


今回は、2年前から使っている懐中電灯(以下、LEDライト)のLEDを、交換してみました。

ライトは良く使う物なので、同じ消費電流で(電池の持ち時間も)明るくなったら、嬉しい話ですね。




まずは、LEDライトをバラしていきます。
中身のパーツは、インバーターで昇圧して点灯させるシンプルな構成。

ちなみに、白色LEDは、だいたい3.6ボルトでドライブさせるので、乾電池2本の場合は電圧を上げてやる必要があります。(赤や黄は1.8V)
そのための昇圧回路はモジュール化され、市販もされています。

(パワーLEDとモジュールがあれば、普通のマグライトを最新のLED式に改造するのも可能ですね。)


LEDの交換、加工


さて、分解したLEDライトのパーツから、ハンダを溶かして古いLEDを取り外してみます。



裏を見ると品番はLuxeonの「LXHL MWEC」。ネットで調べてみると45ルーメンタイプのようです。

次に、サイズを測ってみます。
取り出したLEDは、筐体に収まるよう、外周を切り取られて少し小さなサイズになっていました。
新しいLEDも、同じように削って行きましょう。


後から気が付いたのですが、LED放熱板の表面にコーティングしてある絶縁体は、とても脆いようです。(グラインダーでも、パリパリと一部が欠けてしまいました。)

ニッパやBCWカッターを使うと、ベースのアルミが歪んで、剥離してしまう恐れがあります。

ここはヤスリを使用した方が安心。

いつもの膝乗せグラインダーを使いましたが、アルミは熱を伝えやすく、すぐ指をヤケドしそうになります(ステンレスだったら、しばらく大丈夫)。
お皿に水を張って、冷やしながら(LEDを塗らさないよう)カットしましたが、だったら手持ちヤスリで削った方が良かったような…(笑)。


▲ベースの厚みは両方とも1.5mmですが、エミッターの高さは、全然違います。

  

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