癒しの スターリングエンジン(動画有り)

IGU

2009年10月08日 20:47


以前、衝動買いした、雑誌の付録のスターリングエンジン。
プラモデル感覚で組み立てられ、スターリングエンジンの構造も理解できるキット。

       大人の科学マガジン Vol.10[付録:スターリングエンジン]
       GAKKEN MOOK  販売価格:2100円 (税込)


買った頃は、寝る前によく回して眺めていた。

一生懸命にカタカタ動いて、だんだんゆっくりになって、やがて止まる。
それだけなんだけど、なんだか癒されるし、音を聞いていると眠くなる。

以下、動画 (約、1分半)

久々に回してみた。


沸騰させたお湯をマグカップに注いで、スターリングエンジンを乗せ、少し待ってから指でキッカケを作ってあげると、くるくる回り出す。
 ▲撮影風景

数分で最高回転に達し、力強く回り続ける。後はゆっくりと回転を落とし、熱効率の限界が来ると停止。

止まった後にマグカップのお湯の温度を計ってみると、約59℃。
室温は26℃だったので、温度差30℃ちょっと。

ちなみに、止まった後で上部の皿状の部分に氷を乗せると、再び15分くらいは回ってくれる。


スターリングエンジンはこのように少ない温度差で動くタイプや、大きな温度差で高速に回る機種など、様々。
構造は、温度差による気体の膨張・圧縮を利用して動くシンプルな仕組みだけど、とてもよく工夫されている。

きっと、これを発明した人は、空気の気持ちになって、装置の中を巡りながら、いろいろ考えたんだろうな。
そういう、手作りが「技術」へと、いろいろ発展した時代の産物だから、ノスタルジックで、なんとなく癒しを感じさせるのかも知れない。

(現代では、パソコンとかを電子の気持ちになって作る人なんか、いないしね。)

今夜は久々に、癒しのスターリングエンジンの音を聴きながら、眠ろうかな…。

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