愛車の「もっちー」にHID55W を付けた。ディスチャージヘッドランプというやつだ。
数年前まで7万円とかしたのに、いまや
HIDはヤフオクでは1万ちょっとで買える(今回は12,500円で落札)
しかも、通常の35Wではなくて、55W-Hi/Low切り替えタイプがこの値段だとは驚き。完全防水で水中でも発光するとか…。 ⇒ 楽天で
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3年くらい前、トヨタ用の中古バラストを買って、60Wに改造したり、バルブをH4加工(Low固定)してHIDを付けた事があるけど、そんな苦労をしなくても、今や誰でも入手できて、ポン付けだ。…時代の流れとは早いものだ。
大勢が欲しがる製品は、あっという間に進化して、しかも価格が下がっていく。
買う方は嬉しいけど、作る側は大変だろうなぁ。
さて、取り付けてみると、ちょっとダメ製品。
光が上側に漏れまくって、対向車に非常に迷惑をかけてしまう…。
いっそ外そうかとも思ったけど、それならと加工してみることにした。
遮光板はメッキ仕上げ。これが光を反射して、上側にグレア光を発しているようだ。
リューターで削って内側のメッキを全て落としてからマスキングし、つや消し耐熱ブラックで塗装。
(地金の色を見ると、銅合金のようだ。これなら錆の心配は無さそう…)
1時間ほど乾かして、台所のガスコンロの上からぶら下げて、30分ほど弱火で炙る。
こうしておけば、取り付けた後で煙りが出る事はないだろう。ヘッドライトの中がススで曇ってしまうからね。
取り付けなおして、夜中に走ってみると、かなりグレアは減っている。
以前は、対向車の向こうに運転席の影ができるほどだったのが、照らされた顔の輪郭がわずかに見える程度。
なぜ、まだ光が漏れているのか調べて見ると、ライトレンズの表面がところどころ薄くはく離して、全体に磨りガラスのようになっている。プラスチックの劣化だ。
沖縄の紫外線のせいかな。今度はレンズ表面の鏡面加工だ。