初音ミク、金星へ!

IGU

2009年12月28日 18:49

フレンドブログのKusanoさんの記事で、金星探査機「あかつき」初音ミク搭載プロジェクトに賛同してみたというエントリーがありました。(三線弾いてハッピーライフ!さん より)





初音ミクと言えば、アレだ。 (ここ、Kusanoさん風)

歌詞と音程を入力すると、女性の声で歌ってくれる、ボーカロイドというソフトです。

その電子的ながらも素直な歌声は、多くのファンを魅了し、ついに宇宙に進出とは…。
う~ん、感慨深い物がありますねー。


詳細は、Kusanoさんの記事に詳しいんだけど、一応、補足。

宇宙航空研究機構(JAXA)が2010年度に打ち上げ予定の金星探査機「あかつき」。

探査機のバランスウェイトとして使われる100枚のアルミプレート(1枚は8cm×12cm)に、メッセージや寄せ書きを焼き付ける企画を、JAXAで予定しています。

10000人の署名が集まると,搭載パネルのうち1枚(8cm×12cm)を貸し切りにできるので、そのアルミプレートに初音ミクのイラストを載せようというプロジェクトが始まったんですね。

すでに1万人の署名が集まり、2万名を目指して各所で勝手に宣伝が広がっている、と言うわけ。



ついでに、知らない人のために、初音ミクの簡単な解説。


※ここに音の出る鍵盤型ブログパーツを張っていたのですが、元サイトが消失したようです。101216追記
楽器ではなく、パソコンで音楽を作るDTM(デスク トップ ミュージック)は、20年くらいの歴史があります。

でも、つい最近までは、シンセサイザーやパソコンで音楽を作る事はできても、歌は人間の肉声を録音するしか無かったんです。

それが2年前、「初音ミク」というソフトが発表されると、状況は一変しました。
(正確には、少し前から姉妹品があったのですが…)

このソフトがあれば、歌詞を入力して音程を与えると、人間のように歌ってくれます。
簡単に言うと、カラオケの音源しか作れなかった時代に、素敵な歌い手の歌手が登場したようなものです。

パソコン・ソフトとしては奇抜な名前もさることながら、「初音ミク」には少女のキャラクターが与えられていた事から、ファンたちの集合意識的なイメージが添加され、ある意味「個性を持ったアイドル」として自立し始めたのです。

ネットの世界では、大いに盛り上がりました。
ちなみに、当時のマスコミは完全無視! …一般にはまったく紹介されなかったので、知らない人も多いかと思います。
(本物のバーチャルアイドルは、困るのかも? )

かく言う僕も、DTMマガジンという、当時の雑誌付録に付いていた体験版で、作曲にチャレンジしてみた一人。

結果は、2時間であきらめましたけど…。



ちなみにニコニコ動画に行くと、初音ミクを使って、大勢の方々がオリジナルの音楽を発表しています。

一見、ふざけた曲が多いですが、中には、とてもクォリティの高い、聴かせる作品も混ざっています。

良い曲には、これまたオリジナルの画像や、プロ並みのPVを提供する人も現れ、短い時間に全体の作品クオリティはどんどん上がってきています。

今では、次々と別なボーカロイド・ソフトも発売され、DTMで音楽を作る人が増えているようです。
(TI-DAブログでも、ボーカロイドのネタを書いてる方がいらっしゃいますね。)


と、いつも長文の僕のブログですが、今回も長文になってしまいました。
やはり、一度はチャレンジした、思い入れがあったのでしょう。

と言うわけで、今から応援ページに行って、署名に参加してきます。

良かったら、皆さんもどうぞ。

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