2010年05月05日
梅酒、2種類 (焼酎+グラニュー糖/泡盛+黒糖)作り方
前回、青くて堅い小梅をゲット( → カリカリ梅を作りました)したJAマーケットで、今度はもう少し育った梅を発見!
早速、2袋を購入して、梅酒を仕込んでみました。
果実酒は普通、ホワイトリカーを使って仕込みますが、ここは沖縄。
…泡盛で漬けたらどうなるのか、試してみることにします。 さらに沖縄色を出すために、黒砂糖も使用。
ちなみに、泡盛+黒糖バージョンは、僕のおふざけではなく、実際に商品化もされているようです。
家庭で作ると、果たしてどのような味になるのか、興味津々!
梅酒のレシピ
通常バージョン | 沖縄バージョン | |
梅 1kg | 梅 800g | |
ホワイトリカー 1.8L | 泡盛(久米仙) 1.8L | |
グラニュー糖 400g | 黒糖 400g |
■砂糖について
梅酒作りに使う砂糖は、通常は氷砂糖です。
レシピによってはグラニュー糖を使うと書かれている場合もありますが、グラニュー糖を否定しているサイトも多いようです。
なんでも、浸透圧の関係で(溶けるのが早すぎるため)梅がシワシワになったり、エキス抽出がうまく行かない等の問題があるのだとか。
その点、ゆっくり溶ける氷砂糖だと、浸透圧の変化のタイミングが良く、じっくりと梅のエキスを引き出し、まろやかな味に仕上がるようです。
この件については、以前、実験してみました。
グラニュー糖を使う場合は、最初に半分だけ投入し、3日ほどしてから残りの砂糖を入れると、それほど問題は無いように思います。少なくとも、僕には味の違いが判りません。
▲左:2008年06月01日(右側はグラニュー糖を半分だけ入れた状態) / 右:約2年経過した、今日の状態。
砂糖の量については、400g~800gと、作る人によってレシピに幅があります。僕は甘ったるいよりはスッキリの方が好きなので、少なめです。
その他、氷砂糖やグラニュー糖以外の砂糖も使えますが、精製度が低いため、濁りが出るようです。ただ、甘みは自然で、優しい味になる他、ミネラルも含まれる点からすると、試してみる価値は大です。
■焼酎について
ホワイトリカーは果実酒用の焼酎で、クセが無く果実の風味を活かしてくれます。
ただ、製造工程で何度も精製するためか、意外と価格が高かったりします。(今回のホワイトリカーは1.8Lで1,180円。通常は1,600円程度。)
「久米島の久米仙」は、沖縄県内で買うと1.8Lで960円~程度。
最近の泡盛はクセが少ないので、梅酒に使ってもそれほど変では無いと思いますが、試してみないと判りません。ここは、人柱ということで…。
なお、ホワイトリカーの度数は35度。他の酒を使う場合も、35度以上の物が良いようです。後で書きますが、梅の実からは水分が出てアルコールが希釈されるので、度数が低いと保存性に問題が出ます。同じ理由で、焼酎の量が少ないのもまずいようです。
ネットをいろいろ見ていくと、ブランデー等で漬ける人もいるようです。こちらは、かなり高級感がありそう。
梅酒の作り方
ここからは、写真で。
▲左:梅を洗って、しばらく水に漬けてアクを抜きます。産毛のせいで水を弾く場合は、手で擦って水と馴染ませます。
/ 右:ヘタを取ってタオルに転がし、水分を取ります。
▲左:梅+泡盛+黒糖 / 右:梅+焼酎+グラニュー糖
▲左:黒糖を計量。今回は3回に分けて入れようと思います。(150g、150g、100g)/ 右:同左
▲左:泡盛「久米島の久米仙」を注ぎます。 / 右:ホワイトリカー35を注ぎます。
▲とりあえず、漬かった状態。…やはり、黒糖を使った場合は濁ります。対して、グラニュー糖の透明な事!
2年ものの梅酒
▲左:2年ものの梅酒を瓶に移します。一升瓶で足りるかと思ったけど…。 / 右:1.8L+500cc+250cc=2550cc
2008年06月01日に仕込んだ梅酒の事。実は、ずっと忘れてました(笑)。
他にも古いストックがあるので、そちらを飲んでいたもので…。
今回、容器を再利用するため、別な瓶に移したところ、最初の焼酎の量より増えている事が発覚!
これは梅から出た水分のせいだと思いますが、意外とたくさん出ているようです。
その量、実に1.2kgの梅から、750ccの水分量。 これにはビックリ!
同じく、梅の実のエキスも、たっぷり出ている事でしょう。
こういう事実が判ると、食前の一杯の梅酒が、何だかありがたくなってきますねー。
というわけで、今日も食前に梅酒の水割り。
自分で作った梅酒は、香りといい、安心感といい、最高です。
今回仕込んだ沖縄バージョン。楽しみだなぁ。
◇梅の実、その他のレシピ◇
梅の実の選び方/加工方法
カリカリ梅 漬け込み中!(作り方)
→ 梅酒、2種類 (焼酎+グラニュー糖/泡盛+黒糖)作り方
梅干しを作ってみよう!
┗ 梅漬けに、シソの葉を投入
梅ジャム、成功! (作り方)
梅ざんまい(2008年)
Posted by IGU at 21:57│Comments(4)
│料理とか保存食
この記事へのコメント
僕も泡盛に梅を漬けて梅酒を作っています。
ただ…僕の場合は、氷砂糖やグラニュー糖も入れません。
入れるのは梅だけです。
そうすると「梅の香りと梅の味のする泡盛」が出来上がります。
いわゆる「普通の梅酒」とは、かなり違う風味になります。
(このあたりは、好みが分かれますね)
で、飲む前に蜂蜜を入れます。
砂糖でも良いのですが、蜂蜜が美味いです。
宜しければおためしあれ。
ただ…僕の場合は、氷砂糖やグラニュー糖も入れません。
入れるのは梅だけです。
そうすると「梅の香りと梅の味のする泡盛」が出来上がります。
いわゆる「普通の梅酒」とは、かなり違う風味になります。
(このあたりは、好みが分かれますね)
で、飲む前に蜂蜜を入れます。
砂糖でも良いのですが、蜂蜜が美味いです。
宜しければおためしあれ。
Posted by 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! at 2010年05月05日 23:00
コレ(泡盛版)でモズク前菜酒作ったら旨いはず
もったいないか(┳◇┳)
ばいや~。
もったいないか(┳◇┳)
ばいや~。
Posted by 超酒酔人 at 2010年05月06日 01:26
前に泡盛で作った事ありますよ~
完全に出来上がる前に父に飲まれ、気が付けば…一滴も残らずキレイに飲まれたさ~
完全に出来上がる前に父に飲まれ、気が付けば…一滴も残らずキレイに飲まれたさ~
Posted by 知念っち at 2010年05月07日 00:24
◇ 草野俊哉@三線弾いてハッピーライフ! さん
「梅の香りと梅の味のする泡盛」って、なんか大人の香りがしますねー。
沖縄産はそろそろ終わりだけど、内地の梅が6月に出回るから、試してみようかな?
◇ 超酒酔人 さん
なるほど、料理に使ったら、面白そうですね。
その場合、草野さんのように、焼酎だけで香りを付けた梅酒がいいかも!
◇ 知念っち さん
わはは! 父上もお酒が好きなんですねー。
でも、梅酒を飲み干すお父さんって、なんだか可愛いです!
「梅の香りと梅の味のする泡盛」って、なんか大人の香りがしますねー。
沖縄産はそろそろ終わりだけど、内地の梅が6月に出回るから、試してみようかな?
◇ 超酒酔人 さん
なるほど、料理に使ったら、面白そうですね。
その場合、草野さんのように、焼酎だけで香りを付けた梅酒がいいかも!
◇ 知念っち さん
わはは! 父上もお酒が好きなんですねー。
でも、梅酒を飲み干すお父さんって、なんだか可愛いです!
Posted by IGU at 2010年05月07日 19:13
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