› 作る人 (つくるんちゅ)日記 › 福祉・介護
2010年10月06日
福祉介護の「塗り絵」作り
病院に勤めている友人から、久しぶりに相談。
今度は認知症予防プログラムで、塗り絵をやってみるとの事。
ネットで探してみると、子供用の塗り絵はたくさんあるけど、大人用は意外と少ない。
いくつかダウンロードして、見本と塗り絵用モノクロ画像を画用紙に印刷。
しかし「絵」というテーマは、意外と難しい。
個々の患者さんのレベルの差が大きく、上手な人には物足りないだろうし、逆に手がうまく使えない人にとっては、苦痛を伴ったりもします。
中には、絵に興味がない人もいて、どのように関心を持ってもらうか? という問題も‥。
で、友人が思いついたのが、棒で引っ掻くと、色が現れる画材。
作り方は、様々な色のクレヨンで画用紙を塗りつぶし、上からまた、黒いクレヨンで塗りつぶすという手間のかかるもの。
ははーん。僕はその画材を作る、作業要員なのだな?
僕はこれでも、かなり忙しい人なんですけど‥。
で、何とか楽をできないか考えていたら、ふと良い方法を思いついてしまった。
以下、方法の解説です。
http://www.jacksonpollock.org/
1,以前紹介した「サイケデリック・ジェネレーター」のサイトで、適当な絵を描きます。
この時、画面の全てを明るい配色で塗りつぶすのがポイント。5分くらいです。
2,絵を画用紙にプリントしたら、適当なロウソクで全面を擦ります。言わばロウのコーティングですね。
3,上から黒のクレヨンで塗りつぶすと、完成。
▲割り箸は、先を丸くしてみましたが、四角いままの方が描きやすいみたいです。(泣)
こうして作った画材を、割り箸等で軽く引っ掻くと、キレイな色が現れます。
絵を描いた後でも、数回程度なら黒クレヨンで塗りつぶすと再利用もできます。
これなら、興味を持って貰えるかな?
注:クレヨンを削って絵を描く画材のため、削ったクレヨンが落ちると床やテーブルを汚します。新聞等を下に敷いてくださいね。
今度は認知症予防プログラムで、塗り絵をやってみるとの事。
ネットで探してみると、子供用の塗り絵はたくさんあるけど、大人用は意外と少ない。
いくつかダウンロードして、見本と塗り絵用モノクロ画像を画用紙に印刷。
しかし「絵」というテーマは、意外と難しい。
個々の患者さんのレベルの差が大きく、上手な人には物足りないだろうし、逆に手がうまく使えない人にとっては、苦痛を伴ったりもします。
中には、絵に興味がない人もいて、どのように関心を持ってもらうか? という問題も‥。
で、友人が思いついたのが、棒で引っ掻くと、色が現れる画材。
作り方は、様々な色のクレヨンで画用紙を塗りつぶし、上からまた、黒いクレヨンで塗りつぶすという手間のかかるもの。
ははーん。僕はその画材を作る、作業要員なのだな?
僕はこれでも、かなり忙しい人なんですけど‥。
で、何とか楽をできないか考えていたら、ふと良い方法を思いついてしまった。
以下、方法の解説です。
http://www.jacksonpollock.org/
1,以前紹介した「サイケデリック・ジェネレーター」のサイトで、適当な絵を描きます。
この時、画面の全てを明るい配色で塗りつぶすのがポイント。5分くらいです。
2,絵を画用紙にプリントしたら、適当なロウソクで全面を擦ります。言わばロウのコーティングですね。
3,上から黒のクレヨンで塗りつぶすと、完成。
▲割り箸は、先を丸くしてみましたが、四角いままの方が描きやすいみたいです。(泣)
こうして作った画材を、割り箸等で軽く引っ掻くと、キレイな色が現れます。
絵を描いた後でも、数回程度なら黒クレヨンで塗りつぶすと再利用もできます。
これなら、興味を持って貰えるかな?
注:クレヨンを削って絵を描く画材のため、削ったクレヨンが落ちると床やテーブルを汚します。新聞等を下に敷いてくださいね。
2010年04月23日
便利な洗濯ハンガー自助具
僕は身体にハンディがある方の自立について、多少の関心を持っています。
過去、相談されるままに、いくつかの自助具を作ってきました。
(これらの記事、結構、検索される方が多いようです)
福祉用具 スプーン
福祉用具 スプーン その2
ソックスエイド
今回は、障害のある方も、普通の方も、両方が便利なライフハック。
元ネタは確か、テレビだったと思います。
用意するのは、ごく普通の洗濯ハンガー。
それと、100均で買える、タイラップ(結束バンド)。
このタイラップを、洗濯ばさみの「取って」に通すだけ。
(ズレ防止に、一回り小さなタイラップで付け根を止めておくとベスト)
たったこれだけの作業で、洗濯物を取り込むのが、劇的に簡単になっちゃいます。
仕組みは、てこの原理で、下に引っ張る力が洗濯ばさみを開く方向に働くのを利用したもの。
動画でどうぞ。
干すときは普通に洗濯ばさみを広げて干しますが、取り込みは一瞬。
洗濯物を掴んで引っ張るだけです。
(一見、力ずくで引っ張っているように見えますが、意外と力は加えていないです。)
← 沖縄では、紫外線ですぐにプラスチックが劣化します。
表面から、だんだん崩れていく途中の状態…。
これを作ったのは何年か前なので、タイラップも劣化して変色しています。
ちなみに、英語では、挟まれる事を「ピンチ」と言います。
ウルトラマンがピンチとは、挟まれちゃった。という状態。
そして、ウルトラマン大ピンチとは、ウルトラマンが大挟まれ。という意味。
地球の平和を、こんな挟まれてばっかりのおっちょこちょいに任せて良いのだろうか?
という話を、これもどこかで読んで笑ったのを思い出したので、追記しておきますね。
(ほんとはstuckとかclip、nipあたりかと思いますが、ネタと言うことで)
過去、相談されるままに、いくつかの自助具を作ってきました。
(これらの記事、結構、検索される方が多いようです)
福祉用具 スプーン
福祉用具 スプーン その2
ソックスエイド
今回は、障害のある方も、普通の方も、両方が便利なライフハック。
元ネタは確か、テレビだったと思います。
用意するのは、ごく普通の洗濯ハンガー。
それと、100均で買える、タイラップ(結束バンド)。
このタイラップを、洗濯ばさみの「取って」に通すだけ。
(ズレ防止に、一回り小さなタイラップで付け根を止めておくとベスト)
たったこれだけの作業で、洗濯物を取り込むのが、劇的に簡単になっちゃいます。
仕組みは、てこの原理で、下に引っ張る力が洗濯ばさみを開く方向に働くのを利用したもの。
動画でどうぞ。
干すときは普通に洗濯ばさみを広げて干しますが、取り込みは一瞬。
洗濯物を掴んで引っ張るだけです。
(一見、力ずくで引っ張っているように見えますが、意外と力は加えていないです。)
← 沖縄では、紫外線ですぐにプラスチックが劣化します。
表面から、だんだん崩れていく途中の状態…。
これを作ったのは何年か前なので、タイラップも劣化して変色しています。
ちなみに、英語では、挟まれる事を「ピンチ」と言います。
ウルトラマンがピンチとは、挟まれちゃった。という状態。
そして、ウルトラマン大ピンチとは、ウルトラマンが大挟まれ。という意味。
地球の平和を、こんな挟まれてばっかりのおっちょこちょいに任せて良いのだろうか?
という話を、これもどこかで読んで笑ったのを思い出したので、追記しておきますね。
(ほんとはstuckとかclip、nipあたりかと思いますが、ネタと言うことで)
2009年08月08日
福祉用具 スプーン その2
前回、患者さんに作ってあげたスプーンは、残念ながら、いろいろ不具合があった。
患者さん本人はとても気に入ってくれて、渡してからは、ずっと握りしめてたらしい。
でも、いざ食事になると、うまく使えない。
看護師が「それじゃ食べられないでしょ」と、取り上げようとしても、イヤイヤをして離さなかったという。気に入ってくれたのに、とても済まない気持ちだ…。
気を取り直して、作ったのがこちら。
今度は、見てくれよりも、使い勝手を優先。
梱包用の「ねじねじ棒」という、針金にスポンジ ゴムを被せた素材があったので、改造してみた。
▲部品は全て100均で買ってきた材料を組み合わせたもの。
中の針金にスプーンを巻き付け、ハンダ付け。
ゴムの被覆と針金の間に隙間があったので、靴ひもにコーキング材を塗って、反対側から細い針金で引っ張って挿入。
うっかり、右利き用に作ってしまったので、翌日バラして左利き用に作り直し。
とりあえず、これを使っていてもらって、別なバージョンの制作にかかる。
作るのは僕の趣味だから、すべて無料奉仕だ。
最初、曲げられるよう、長いスプーンの首を細くするためにグラインダーで削ってみたけど、うまく行かない。砥石に巻き込まれ、傷だらけになって失敗。
しゃーないので、途中で切断し、針金を繋ぐ構造にしてみた。
使ったのは、クリーニング屋さんで貰えるハンガーの針金。
まずは火で炙って焼きなます。こうしておくと、簡単に曲がる柔らかい針金になる。
スプーンの端を斜めに削り、針金も形を合わせて加工。
手製の治具で位置を決めたら、ステンレス用ハンダを溶かしてくっつける。
(ちなみに、この治具は「猫の手」と呼んでいる。意外と便利)
このようにキレイにくっついて、強度も悪くない。
ハンダは鉛を使っている可能性があるのと、鉄部の錆が心配なので、端の部分はシリコンコーキングと熱収縮チューブで処理。
患者さんは黄色が好きだというので、黄色の柄を付け、反対側にも針金を付けて手のひらに固定できるようにして完成。
材料が少し余ったので、別なバージョンも作ってみた。
今度こそ! 役に立てるか?
患者さん本人はとても気に入ってくれて、渡してからは、ずっと握りしめてたらしい。
でも、いざ食事になると、うまく使えない。
看護師が「それじゃ食べられないでしょ」と、取り上げようとしても、イヤイヤをして離さなかったという。気に入ってくれたのに、とても済まない気持ちだ…。
気を取り直して、作ったのがこちら。
今度は、見てくれよりも、使い勝手を優先。
梱包用の「ねじねじ棒」という、針金にスポンジ ゴムを被せた素材があったので、改造してみた。
▲部品は全て100均で買ってきた材料を組み合わせたもの。
中の針金にスプーンを巻き付け、ハンダ付け。
ゴムの被覆と針金の間に隙間があったので、靴ひもにコーキング材を塗って、反対側から細い針金で引っ張って挿入。
うっかり、右利き用に作ってしまったので、翌日バラして左利き用に作り直し。
とりあえず、これを使っていてもらって、別なバージョンの制作にかかる。
作るのは僕の趣味だから、すべて無料奉仕だ。
最初、曲げられるよう、長いスプーンの首を細くするためにグラインダーで削ってみたけど、うまく行かない。砥石に巻き込まれ、傷だらけになって失敗。
しゃーないので、途中で切断し、針金を繋ぐ構造にしてみた。
使ったのは、クリーニング屋さんで貰えるハンガーの針金。
まずは火で炙って焼きなます。こうしておくと、簡単に曲がる柔らかい針金になる。
スプーンの端を斜めに削り、針金も形を合わせて加工。
手製の治具で位置を決めたら、ステンレス用ハンダを溶かしてくっつける。
(ちなみに、この治具は「猫の手」と呼んでいる。意外と便利)
このようにキレイにくっついて、強度も悪くない。
ハンダは鉛を使っている可能性があるのと、鉄部の錆が心配なので、端の部分はシリコンコーキングと熱収縮チューブで処理。
患者さんは黄色が好きだというので、黄色の柄を付け、反対側にも針金を付けて手のひらに固定できるようにして完成。
材料が少し余ったので、別なバージョンも作ってみた。
今度こそ! 役に立てるか?
2009年08月02日
tmp …スプーンのハンダ付け
福祉用具作りで、ステンレスのスプーンと、鉄の針金をハンダ付け。
専用ハンダとフラックスを使えば、簡単にくっつけられる。
これで、手の力をまったく使わないスプーンの完成。…と、思ったけど、患者さんは、左利きだった。
作り直し…orz。
2009年07月26日
福祉用具 スプーン
病院に勤めている友人から、こんなの作れない?
と、相談を受け、一緒に考えて作ってみたスプーン。
患者さんは、指先が壊死して、握力もほとんど無い状態。
女性なので、優しい木の素材と指輪を組み合わせて、親指にはめて使えるようにしてみた。
まずは、とりあえず使ってもらって、使いやすい位置が決まったら、指輪を固定するつもり。
役に立てるといいなぁ。