簡単、自宅で錫(スズ)メッキ。 ★サンポールメッキ:5

IGU

2014年10月15日 20:06

錫メッキは、身近な場所では缶詰の内側に使われています。 毒性が少なく、比較的安全な金属。

また、電子部品の端子なども、錫メッキが使われている場所。
理由は、ハンダの乗りを良くするため。 (ジャンパー用の、錫メッキ線とかもそうですね)
性質はとても柔らかく、融点が低い(合金にすると顕著)特徴があります。

この、錫(スズ)という金属は、電子部品を売っている店などで手に入ります。 例:秋月電子 / Amazon

ハンダ付け用の材料で「鉛フリーはんだ」と書いてあるやつが、純度99%の錫。
(一般的なはんだは、錫と鉛の合金)

前回までの4回の連載。 銅と亜鉛のメッキをして来たノウハウで、今回のサンポールめっきは、簡単に成功しました。


  1,サンポールメッキの準備/予備実験
  2,廃液処理についての考察
  3,銅めっき編
  4,亜鉛めっき編
  5,錫(スズ)めっき編
  6,ニッケルめっき編
  7,サンポールメッキのまとめ



鉛フリーはんだを、30センチほど折りたたんで、プラス側の電極に吊るします。
マイナス側には、メッキをかけたい金属を下げます。



例によって、5倍希釈のトイレ洗剤の液中で、泡の出方を見ながら150mAの電流で3時間ほど。

ちょっとカスが付いてましたが、洗ったら取れました。
特に磨かなくても、洗っただけでピカピカしています。

← 写真:はんだは線が細いので、スグに痩せていきます。 中にヤニが入っているので、ある程度細くなったら破棄。




完成。 光の具合で、半分が曇って見えるけど、全体に輝いています。

種類を変えて、鉄板や銅板、先に実験した亜鉛板などで実験してみましたが、どれも素直にメッキが乗ります。
錫メッキ、簡単!


 

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