ランダムサンダー集塵機の自作方法!

IGU

2017年06月18日 20:29

前回に続いて、リョービのランダムサンダーRSE-1250のお話。

このサンダー、とにかく便利。

パワフルで平面が出しやすく静かで、お仕事の時間短縮にも貢献してくれてます。(僕は現在補修屋という仕事をしています)

ただ、紙やすりで対象を削る工具なので、どうしても粉塵が舞います。
このRSE-1250は付属品に集塵袋が付いていて、かなり飛散は抑えられてたのですが、毎回の掃除が面倒だし、やがて袋に穴が空いてしまいました。

そこで考えたのが、市販の掃除機のダストパック。これなら使い捨てでOK、いつでも新品の性能が保持できます。

悩んだのが取り付け方法ですが、こういうのは頭で考えるより、手に考えさせた方が早いです。いくつか市販のパックを買ってきて、家の中のパイプ類と組み合わせて弄っていると、すぐにアイデアが浮かびました。

以下、写真にて。



左:RSE-1250純正の集塵袋。使ってると破けてきます。 / 右:グレーの上水道用の塩ビ管の内径がフィット。

試してみたら、上水道用のグレーの管の内径が、RSE-1250の集塵用の取り付け口にピッタリ。1~2センチ差し込めてキッチリ嵌まります。


左:東芝用の集塵パック「VFP-11」。 / 右:塩ビ管をテーパーに削ります。

掃除機用のパックは、なるべく開口部の小さなのを探していて、東芝の純正品に行き当たりました。
品番は「VFP-11」。 塩ビ管への固定方法は悩みましたが、管をテーパーに削って差し込む事にします。

水道管の先を、ホームセンターで切断機を借りて、サクッと削りだし。
※切断砥石の側面部を使うのは推奨されません。作業服を着ていない一般の人だと、危険だと止められるかも。


左:パイプカッターで切断。 / 右:30度のエルボーに接着。

テーパー加工したパイプを、位置関係を確認して適当なサイズにカット。エルボーに差し込んで接着します。


実戦投入。

作ってすぐ、工事現場で実戦投入。 
写真ではモルタルを削って平滑にしています。 この現場では設計が変わって水道管の位置を変更したので、その痕跡を消してほしいと依頼が有りました。


左:作業後、集塵パックが膨れています。 / 右:集塵パックの内部。

実際に使ってみて、やはり掃除機用の集塵パックの威力はスゴイです。
サンダー純正の集塵袋は布製で、チャックの隙間から粉塵がモクモクと出てきますが、紙パックだとほぼ完全にシャットアウト。

それでも集塵できなかった粉塵が舞い散りますが、だいたい全体の7~8割は吸収できている感じです。

紙パックは使い捨てなので手も汚れないし、装着も簡単だし、ひさびさに良いアイデアだったかなと。



左:作業前    /    右:作業後 


ついでに今回の作業前と作業後の画像を貼っておきます。

建築関係の失敗やキズなどが有ったら、沖縄リペアまで問い合わせ下さいね。


 

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