シリコン コーキング剤の保存方法!(自作キャップの作り方)

IGU

2010年12月16日 20:22

後日、この記事よりも、もっと簡単で確実な方法を発見しました。
 ⇒ シリコンコーキングの保存方法 そのⅢ





防水や固定、隙間の処理など、工作の際によく利用するシリコンコーキング剤。

とても便利な素材ですが、一度でも開封すると、あまり保存が利かないのが難点。
いつの間にか、筒の中全体が、ゴムのように固まっていたりします。

今回は、簡単に作れる自作のキャップで、空気を遮断してコーキング剤を長持ちさせる方法を紹介します。


放置しても、固まらないシリコン!




まずは、左の写真を見て下さい。 約、一年半前の、このブログに載せた画像です。
 → コーキングのコツ_その3「施工編」

記事の中では自作のキャップを使えば、シリコンは「一ヶ月くらい持つ。」と書いていますが、さっき当時の物を開けてみたら、まだ柔らかいまま!!

2009年02月に書いた記事ですから、なんと1年10ヶ月前です!
僕もこれには驚きました。


というか、同じコーキング剤か、記憶は大丈夫なのか、不安になったほど‥。
でも確かに、この後、ホワイトのシリコン コーキング剤を買った覚えは有りません。

中のコーキング剤は、少し粘度が高い気もしますが十分に使えるレベル。

※後日談:4年後に使いきりました(笑)


オリジナルキャップの作り方


前回は、キャップの事については簡単にしか触れていないので、作り方を説明しておきます。

利用するのは、一本に一個、付属してくるポリプロピレン製のノズル。


▲左:適当なところ(肩から1.5cmくらい)でカット。 / 右:バーナーかライターで遠くから炙ります。


▲左:透明になったら、空き缶に押し当てて口をすぼめていきます。 / 右:時々、熱を加えて暖めます。


▲左:口が塞がったら、空き缶の底に押し当てて冷やします。 / 右:内側からもペンの尻で押して形を整えます。


▲左:完成したキャップ。 / 右:本体の開口部と当たる部分が変形していない事を確認(右端は失敗例)。 


火を使う工作なので、多少の危険はありますが、ポリプロピレンは割と冷めるのが遅いので、ゆっくりと作業できます。
何か、祭りの屋台で、飴細工で鶴とかを作るパフォーマンスに近い感じ。



というわけで、とある便利なテクニックでした。


それにしても、コーキングの仕事、また来ないかなぁ‥。

現場での作業中、僕は職人という名の、精密なマシーンと化します。
何度でもやり直しのきくパソコンでの作業と違って、指先に全神経を集中させる一発勝負の仕事は、緊張もするけど、夢中になれるんですよねー。


PS:アルミホイルを巻き付けてフタをする方法も有りますが、破けて中身が固まってしまう事も多いようです。
また、今回の方法でも、時々不良品があったりします。丁寧にゆっくり作業しましょう。


  

関連記事